本と葉っぱと緑 | CATのフィールドⅢ

CATのフィールドⅢ

CATは少年時代のニックネーム。フイールドは権現山で、内容は
登った山の話しや諸事を日記として掲載。

             7月9日(金) あめ

 

             梅雨、北九州市に久し振りに強い雨が朝から降っている。こんな

             日は読書に限る。

             本「白神山地マタギ伝」を二時間ほど読み、目が疲れたのでテー

             ブルに置いた鉢植えのカンアオイの葉を見る。気分転換や目を休

             めるときは自然に植物に目が向くものだ。

              カンアオイは山野草だが、葉っぱに白い斑紋があるり、面白いの

             で鉢植えしている。

             そして外にも目を向ける。するとシクラメンの葉も似たような斑紋が

             ある事に今更だが気が付いた・・・。              

            フム、植物の葉は概して緑一色なのに、何でわざわざ斑模様が入っ

            ているのだろうか、と素朴に思った・・・。

 

           ↓ 左・カンアオイ、右・シクラメンの葉

 

           花は植物の違いで形や色、香りが違うが、葉はみな緑一色だ。これは

           有史以前からそうなのだろう・・・。人や動物は口から生きるエネルギー

           を得るが、植物は葉から光を吸収し、光合成で糖を作り、それをエネル

           ギーにして生存している。その糖の生産をつかさどる緑の葉に、斑紋は

           何の意味があるのだろうか? 他の植物の様に、シンプルに緑一色で

           良いのではないかと思うのだが・・・。

           遺伝子の働きによる突然変異、条件から身を守るため? 何か適応理

           由が有るはずだが、そんな事を考えていたら本読みを忘れてカンアオイ

           の葉に食入っていた。暇人(笑)

 

           強く降っていた雨もいつしか上がり、カミさんがマロンの散歩(おしっこ)

           に連れ出す声が玄関口で聞こえた。

 

           梅雨はもう少し続くのだろう・・・