7月9日(金) あめ
梅雨、北九州市に久し振りに強い雨が朝から降っている。こんな
日は読書に限る。
本「白神山地マタギ伝」を二時間ほど読み、目が疲れたのでテー
ブルに置いた鉢植えのカンアオイの葉を見る。気分転換や目を休
めるときは自然に植物に目が向くものだ。
カンアオイは山野草だが、葉っぱに白い斑紋があるり、面白いの
で鉢植えしている。
そして外にも目を向ける。するとシクラメンの葉も似たような斑紋が
ある事に今更だが気が付いた・・・。
フム、植物の葉は概して緑一色なのに、何でわざわざ斑模様が入っ
ているのだろうか、と素朴に思った・・・。
↓ 左・カンアオイ、右・シクラメンの葉
花は植物の違いで形や色、香りが違うが、葉はみな緑一色だ。これは
有史以前からそうなのだろう・・・。人や動物は口から生きるエネルギー
を得るが、植物は葉から光を吸収し、光合成で糖を作り、それをエネル
ギーにして生存している。その糖の生産をつかさどる緑の葉に、斑紋は
何の意味があるのだろうか? 他の植物の様に、シンプルに緑一色で
良いのではないかと思うのだが・・・。
遺伝子の働きによる突然変異、条件から身を守るため? 何か適応理
由が有るはずだが、そんな事を考えていたら本読みを忘れてカンアオイ
の葉に食入っていた。暇人(笑)
強く降っていた雨もいつしか上がり、カミさんがマロンの散歩(おしっこ)
に連れ出す声が玄関口で聞こえた。
梅雨はもう少し続くのだろう・・・