はじめに前置きとして、素人がえらそうに評論家みたくサッカーについて語ることをお許しいただきたいm(_ _)m
当初僕の予想は、決勝はブラジルスペインだった。奇しくもこの2チームは、滅多打ちにされて敗れ去った。スペインがオランダにやられた試合は特にショックだった。フェイスブックにその試合後、ポゼッションサッカーの限界か?とか、日本もこの感じ目指してるのなら、こてんぱんに打ちのめされるかもしれん的な事を書き込んだが、まさに的中してしまった。
ワールドカップ前、スペイン代表のイニエスタかシャビかどっちか忘れたが、朝日新聞にインタビュー記事が載っていた。
『ゴールを決める事よりも、ボールを支配することに価値を見出している』的な内容だった。確かに、やっている本人達も、ボールをより支配できた方が絶対面白いし、手応えもあるだろう。見ている側も見応えはある。でも、言わずと知れた通り、サッカーは、ボールが相手ゴールのラインをより超えた方が勝ちとなるのがルールで、ボール支配時間がいくら長くても、ゴールを決めなければ勝てない。内容で勝って勝負は負ける、これでは本末転倒だ。あくまでボール支配はゴールを決めるためのひとつの武器・手段であるべきで、ゴールに繋がらないのなら意味がない話だ。
スペインのサッカーは僕は好きだ。ポゼッションサッカーを貫いて是非今回も勝ち抜いて欲しかっただけに、非常に残念でならない。スペインに関しては、今回は運が悪かったと思いたい。今後も、是非そのスタイルを貫いて欲しい。では、日本はどうだったのか?スペインみたく運が悪かったのか?答えは、NOだと僕は思う。
勝負は紙一重。日本も、局面的には紙一重で点が取れない場面はあった。あれが決まっていれば…。でもいつかはボロが出る。間違いなく日本は、優勝なんかとてもできるチームではなかった。ズバリ敗因は、ザックの人選ミスだと思う。あるポジションに関して…。
ザッケローニ監督は、より攻撃的にいくメンバーとして日本代表を人選したと言った。今回の日本のフォーメーションは4-2-3-1。その4のところのDFに、右サイドに内田、左サイドは長友。2人とも、サイドのオーバーラップが持ち味。今回も度々ナイスなチャンスメイクをしていた。ただ、点を決めきれない上、上がりきったところをカウンターでやられる。コロンビア戦がそう。コートジボワール戦では、後半に徹底して日本の左サイドから攻め入られ、長友のウィークポイントを消されてしまった。
基本的に、DFはまず守備が本分で有るべきだ。確かに、攻撃することで、逆に相手に攻撃させないという理論は間違いないが、90分フルには無理だ。それに、いくらより攻撃的にいくからって、守備そっちのけで上がりきっても、そのリスクをフォローできるセンターバックが、インテルやシャルケではいるんだろうが、日本は弱すぎる。まず守備をして、攻撃のひとつのオプションとしてサイドからのオーバーラップがあればいい。ではさっき、人選ミスと言ったのは、このサイドバック、ではない。
サイド攻撃は、サイドバックが主体でするもんじゃない。あくまでフォローであるべきだ。4-2-3-1の3は、真ん中に本田、サイドは岡崎、香川、大久保などの布陣だった。本田はトップ下でいい。問題はサイドの方。僕はここのポジションへ、ロッベンまではいかないものの、サイドバックのオーバーラップの機会を減らし、自力で突破できるサイドアタッカーを配置できたら、日本は決勝トーナメントに行けたと思う。香川は、中央へ切り込んで2列目からアタックする選手。トップ下のポジションで使いたいところ。岡崎や大久保は元来FW。スピードで切り崩しのできる選手ではない。
僕が監督なら、メンバー入りしてたけど出場機会がなかったマリノスの斎藤学、アーセナルの宮市、セレッソの南野、グランパスの永井...。面白い選手はたくさんいるのに、この選手たちの可能性はなかったんだろうか?宮市は確かにけが?でアーセナルでも出てないけど、テストマッチに召集されてたのにザッケローニは使わなかった。今回の予選で、斎藤学を使うという考えはなかったのか?是非見てみたかった。
ただ、日本の目指してたサッカーは僕は間違いないと思っている。是非継続して欲しいところ。
長々書きましたが、前置きのとおり、ただの素人が能書きたれてるだけなんで、その辺よろしく!
さあ、決勝戦!