幸せな結婚・・・・・(結婚五ヵ条)
今日は長男の誕生日。この日のために書いた10数年前のエッセーをオープンにします。
はじめに
結婚してもうすぐ二〇年。大学生の娘、高校生の息子達に囲まれて賑やかに生活してます。それほど遠くない未来に子供たちも巣立ち自分たちの生活を持つだろうと思います。
どこの家庭でもそうだと思いますが、私たちも仲良く暮らし続けるにはそれなりの工夫してきたつもりです。
恋愛の感情は長く続いても四年から五年と言われてますが、一生つきあうパートナーといつまでも楽しく生活をおくりたいものです。
育った環境も境遇も、また好みも違う人間が一つの家に住むようになります。楽しい事ばかりではないでしょう。長い月日を二人三脚で歩いいくわけですからマンネリもするし色々あって当たり前です。
私なりの結婚観を書いてみました。自分の子供達や若い人達に参考になるかどうかは判りません。
自分の生活に応用した事を紙として残したい。また、結婚される若人達にプレゼントしたい。そして、息子へ父が結婚をする前から密かな計画をしていたんだよと伝えたい。
人生はいつの年になっても新しい事ばかりです。結婚も初めて遭遇する体験ばかり。
人それぞれ考えが違うことでしょう。百人いたら百の結婚観があると思います。違和感を感じるかも知れません。気軽に読んでいただいたら嬉しいと思います。
パートナーの両親を大切にしよう
私たち夫婦は自分なりにお互いのパートナーの親を大切にしてきたつもりです。親を大切にする事が感謝の根本かも知れません。感謝の生活は幸せの生活です。一番大切な事だと思うのです。ありがたいことに家内が親のことを大切にする事をまず一番に考えてくれたので私も大変幸せでした。
私は父として自分の子供達が幸せになることを望んでます。同じように嫁さんのご両親も自分の子供、つまり嫁さんが幸せになることを望んでいると思うのです。一番の幸せは娘が喜んで生活している姿を見る事かも知れません。
パートナーのご両親に感謝の気持ちを表すことは大切です。私たちの結婚生活があるのも育てていただいた親のお陰です。
幸せとは、自分自身が充ちたりたと思うこと。その根底には感謝があります。
平凡ですが親を大事にすることが非常に大切です。自分の親も大切ですが、パートナーのご両親に感謝を表す事が大切です。やがて結婚して子供ができる。その子供も自分の親が祖父祖母を大切にしている姿をみて育ちます。
私自身は具体的に結婚前から計画をたてていました。「いつも私のお父さんお母さんに気を遣っていただいてありがとう」と言われる作戦です。
家内は私の親とすぐ近くなので色々気づかいをしてくれますが、私の方は家内の両親とは少し距離的に離れているので毎日顔を出すことができないです。
結婚当初から毎年二回欠かさずにしている事があります。賞与のシーズン、夏と年末前に家内の実家にお礼を言いに行くのです。賞与の一部をお渡ししてます。
「お陰様で二人は幸せです。ありがとうございます」 封筒の中にはメッセージカードを入れることが多いです。
もちろん結婚したての頃は給料が少ないですから、そんなにたいそうな事はできません。少額を手渡ししました。
結婚して最初の夏。家内のお父さんとお母さんは本当にビックリされました。すぐには受け取ろうとされませんでした。
「ボーナスの一部ですから・・、気持ちだけです」と言って手渡ししました。
「あんた達の生活の方が大変なのに・・」と言われるのですが、「本当に気持ちだけですから・・」と受け取っていただきました。
お父さんとお母さんのお陰で幸せがあるのです。感謝の気持ちを表すとたいそう喜ばれるのです。 それを毎年欠かさず続けます。私は二十年以上続けてますが、いつも喜んでいただきました。毎年できる事がありがたいことだと思ってます。
見栄でなく、できる範囲だけしかできません。でも気持ちは伝わります。家内の両親だけではありません。嫁さんにも伝わります。
家内は「そんな事しなくて良いのに」と言いますが、顔は何だかとても嬉しそうなんです。家内のうれしさが自分たちの子供達にも伝わります。
あらかじめ結婚前に決めてあると、すんなりと渡せます。まごまごしていると嫁さんのお父さんお母さんから援助されてしまうかもしれません。逆になるとせっかくの感謝を伝える機会の一つがなくなってしまうと私は思います。最初から心構えをしていれば感謝の気持ちを伝える事ができると思うのです。
黄金の順位
ひそかに私が「黄金の順位」という名付けた順位付けがあります。つまり家族の格付けです。順位付けを結婚前から確認しておいてそれを固定したらどうかと言うのが私の提案です。
女性は年を重ねると仮面ライダーのように突然変身するのをご存じでしょう。 結婚したとき。子を授かったとき。子育ての時・・・。 女性が突然豹変する事を知らない男性は初めての体験でびっくりするわけです。
子供を授かると女性ホルモンの分泌で状況が激変し本当に体が変身するそうです。そして、知らずに知らずのうちに節目節目と家族の中の順位付けが変わります。
例えば結婚前には、奥さんが大事にする順番が、旦那さん、自分、旦那さんの両親、自分の両親・・・だとします。子供を授かると、子供、自分、自分の両親、旦那さん、旦那さんの両親となるわけです。
「あーなたーー」と甘く呼ばれた順位一位だった旦那様が何もしていないのにいつの間にか順位が四番になってしまうのです。
女性が変身するごとに順位が変化するので、男性の立場からみると不意打ちのようです。
この格付け順位は結婚時に確認を是非していただきたいと思います。
私は運が良かったのか打ち合わせもなく自然に結婚前に順番が決まってました。それは子供が生まれてもかわりませんでした。 私の場合は家内が昔からそのような考えだったので議論もなく確認しただけでした。
私の家での順番は「一番が私の両親、二番が家内の両親、三番が私、四番が嫁さん、最後
に子供」です。
我が家では私の親がすぐ近くにいるのでこのようになってます。これが私たちの黄金の順位なのです。
おかしいと思われる人が居られると思いますが、この順番、なかなかうまくできます。私には家庭円満にする方法ではないかと思うのです。
私の家庭ではこの順番がピッタリで、実際に良いことがあります。まず、子供は格付けが一番下なので「自分が偉い」と勘違いすることはありません。
また、親を見て自然におばあちゃんおじいちゃんを尊敬するので、どちらの両親も大喜びします。
子供達は祖母から何かをして頂いたら必ず大きな声でお礼を言います。
「おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう」
とても家庭の雰囲気がとても良くなるのです。
おじいちゃんおばあちゃんを大事にしている親の姿を見て子供が育ちます。自分たちが年をとっても年配者を尊敬してくれるようになるのです。子供達の生きた教育になると思います。
ところがこれが真逆の場合だと大変です。
女性はどうしても「子供中心」となりやすい。また旦那さんも子供中心だと面白くありません。
子供は一つの人格です。子供は子育ての間の期間授かっただけで自分の所有物ではないのです。世間に迷惑をかけない人として育てて、後は手放すしかないと思うのです。その後は子供の人生です。子が育って出て行ったら二人の生活が続きます。
家内のお父さんは常々「子供が離れてやがて二人になり、そして一人になる。それが幸せなんやけどね」としんみり言います。
記念日を二人で祝おう
結婚の前は男性は女性とつきあうために、あの手この手を使い、プレゼントをすることが多いと思います。
しかし、結婚して釣ってしまえばもうそれで終わりと言うことはないでしょうか?
私の場合は、恋愛の期間があまりなく、結婚してからが恋愛が始まったと言えるかもしれません。
先にも述べましたが、巷では恋愛は四年程度で終わると言われます。これはホルモン等の説明をされている人がいますが、ようするに人間の体がそうなってるのです。結婚時期には好きで好きでたまらないとなかなか結婚に踏ん切りつきません。自然の道理かも知れません。しかし、やがて恋愛感情も四年・五年後にはなくなるのが一般的です。
私はやがて来るであろう倦怠期について考えてました。結婚する前から作戦を考えていたのです。
それが「記念日を二人で祝う」事です。
女性は記念日が好きと言うことを知っている人は多いと思います。またお花も好きです。個人的に私は花が好きでもないですが、結婚してからは記念日に嫁さんにプレゼントすることが多いです。両手一杯で花束を渡すと嫁さん大喜び。この記念日を祝うのが倦怠期をなくす良い方法だと信じてます。
私の知り合いは自分の嫁さんの誕生日・結婚記念日など知らない人もいてます。せっかくの良い機会がもったいないです。
二人で祝う日。誕生日・結婚記念日などは当たり前です。初めてデートした日、初めて出会った日など二人だけのちっちゃな出来事・記念日。それを男性が覚えていてささやかにお祝いするのです。
私は結婚前から計画していたので、忘れずに控えておきました。結婚してからはパソコンでその日が近づくと知らせるように設定してました。
記念日好きの女性でも「二人が初めてデートした日」などは覚えている人はすくないでしょう。私の初デートは七月七日、 初めて出会ったのは・・・。
花束を渡して嫁さんに「今日は二人が初めて出会った日だよ」とさりげなく言うのです。そのとき嫁さんは輝いてます。私にはそれほど興味がない花束でも花屋さんで作っていただいくのは簡単です。家に帰って手渡す花束は幸せを運んできます。作戦をたてた側の私も手渡しながら嫁さんに感謝してしまいます。
「ありがとう幸せなのはおまえのお陰だよ」子供の前でも行ってしまうこともあります。
その他の記念日も花束とは限りませんがプレゼントを用意します。一緒に食事に行くのも良いです。コンビニのケーキでもワインでも良いのです。せいぜい年に何回かの記念日です。予算をたくさんかけなくても感謝の気持ちを伝えるセレモニーは必要です。
結婚してからのプレゼントは純粋に「嫁さんが好きだから」となります。もう結婚してしまっているわけですから変な下心にならないわけです。 その戦略は結婚前から練っておかねばなりません。特に二人の記念日はつきあっている時から意識して控えておかないと忘れてしまいます。
パートナーを大切にする
会社勤めされている人は朝、「おはようございます」と決まり切って言いますよね。習慣となっていると思います。そのように嫁さんに「大変だったね」「ありがとう」「おまえのおかげだよ」 の三つをほぼ毎日言います。
この言葉を言うのは何となく恥ずかしいと思う人もいると思いますが、会社の「おはようございます」と同じく当たり前に習慣になるかも知れません。
逆に、結婚の時に気をつけようと思ったことがあります。浮気をしないのも鉄則だと思いますが、できない約束をしないのも鉄則の一つです。
結婚の時は男もウキウキするものです。また格好つけたくなるものです。そのとき女性は男性を試すつもりで、「結婚したら、毎日ゴミを捨ててくれる?布団の上げ下ろしもお願い。家事は分担よね」とやさしく詰め寄るわけです。
もちろん、できる約束は良いのですが、気持ちが高揚しているとついつい軽く「うん、うん」と言ってしまうのです。すると女性は時間があって炊事などできそうなときも約束があれば旦那さんが帰ってくるのを一途に待っているものなのです。
また、細かい約束など男性は忘れてますが、女性はしっかり覚えているのです。何しろ初デートの時の自分の服装など細かに覚えているくらいですから・・。うっかり約束をするとしっかり守ってもらうように言われます。「約束したでしょ?」
私は「やさしい」と言われやすい人間なので、そういう約束は一切しませんでした。「できない約束はしない、しない・・・」と心でつぶやいてました。
相手を変えない
嫁さんにいつもありがたいと思ってます。欠点がいっぱいある私ですがそんな私に嫁さんは「そのまま」で良いと言うのです。お陰様で自分をそのまま出すことができました。男って弱い生き物ですから肯定されると嬉しい。毎日がありがたいと思います。いつも怒られてばかりだとつまらない。家内と結婚して良かったといつも思うのです。
もう一つありがたいのが「なんでも喜んでくれる」事です。私がちょっとした気持ちを表したときに満面の笑みで喜んでくれるのです。こんなに幸せな事はありません。小さいことでも体全体から喜びが出ています。この時、心の底から「おまえのお陰で幸せだ」と言ってしまいます。
さらにありがたいことは顔を立ててくれることです。子供達が寝るときはいつも「お父さんおやすみなさい」と言いに来ます。それは嫁さんがいつも「お父さんに・・・」と子供に話して、私を立ててくれるお陰です。男はおだてられる事に弱いのです。
また、私も嫁さんのそのまんまが良いです。例えパートナーと言えども人を自分の思う通りに変えることはできません。そのままで良い。今のままで充分幸せです。
子供達は私たちが喧嘩しているのを見たことがありません。たぶんそれはお互い相手を変えようと思っていないからだと思います。私がとんでもない失敗してもニコニコされたら私はもう脱帽です。
「そのまま」を認めるのが楽しい生活には欠かせないことだと思いますが、それは結婚前にしっかり「この人と一緒ならずっといることができる」事を確認する必要があります。
例えばタバコをすう人が絶対に受け入れられない人もいるでしょうし、浮気をする人が絶対許せない、浪費癖のある人は駄目だとか・・色々あるものです。
恋愛時は舞い上がってしまってます。その状況では的確な判断は難しいかも知れません。結婚の前に自分の価値観と会う人かを知りたいものです。
もし、相手をまだよく判らないと思っている人は交際相手のご両親やご家族に会いに行きましょう。または、ご両親の話を聞いてみましょう。そのような事から何十年後のパートナーの姿が想像できるかも知れません。
価値観のあった人とずっと楽しく過ごすことができたら何よりの幸せだと思います。
結婚前に自分の道と同じ方向へ歩いて行ける人かを確認したら、後は良いところだけを見たら幸せになれるかも知れません。幸せはきっと自分の心にあります。
これから結婚される若者達に幸せな結婚生活を心からお祈り申し上げます。