前回の続き

28歳の舌がんの記録です。

(後から思い出した事をちょこちょこ追記いています)

告知


急きょ決まった転院で

夫は休みを取れず

1人で紹介された病院へ。


診察とその場で細胞の検査。

針金でできた歯間ブラシのようなもので

メチャクチャにゴリゴリに表面を削られます…。恐怖だった…。



色々と話すうちに

あれ?先生これ

がん前提で話してるよね?と感じ?

『がんってことですか?』と聞くと

『ほぼがんだろうと思って話してます』


細胞診の結果も出ていないのに

ほぼ確定。

これが告知でした。


10月下旬くらいだったかな?




後からネットで色々調べると

中年の男性の発症率が多いがん。

たばこなども原因になりやすいらしい。


えっ???

私、20代、女、喫煙歴ゼロですよ!!!!

なんで???

どうして???

なんの試練だ???

神様はいないのか?

そんな一通りの感情には支配されました。

 


抗がん剤


術前に抗がん剤の薬を飲んで小さくしてから

切除するとのことで、TS-1を処方されます。


飲み始めてからしばらくすると

がんの周囲にはとんでもない口内炎ができました。


痛みでしゃべれない、食べれない、眠れない、

ツバも飲めずに、横になってティッシュに流して過ごす日々。


とても、仕事にも行ける状態ではありませんでした。

辛かった…



手術


全身麻酔で手術


『思ってたよりも深かった(がんが深部までいっていた)

と先生が言っていた。



術後しばらくは舌を動かせないので絶飲食。

会話も禁止で、夫にホワイトボードを買ってきてもらい筆談やスマホに打ち込んでやり取りしました。

ツバも飲み込めず、ティッシュに出していて大量に消費した記憶があります。


そして、痛かった。

奥の方がズーンと痛む感じで

眠れないほど。




術後はじめての食事の日。


とても楽しみにしていたのに

食べたいものをメモ帳にたくさん書いて

この日を待ち望んでいたのに


全然飲み込めない…。


愕然として泣きました…。



でも、時間経過とともに少しずつ良くなり

食べたり、しゃべったりが改善していきました。


舌の動きが悪いから噛んでしまったり

しゃべってるとツバが飛んでしまったり

上手くしゃべれなかったりしましたが

1ヶ月後に職場復帰していました。


そして、経過観察となりました。



次は頚部リンパ節転移です。

続きます。