池袋3分の矯正歯科-キレイな歯並びで笑顔を作ります -5ページ目

リンガルアーチ

◆リンガルアーチ

院長の北原です。昨日は気温が春のように上がったのですが、今日は下がって冬に戻りました。

週末や連休は寒くなるそうです。もともと風邪やインフルエンザが流行っているのに、気温の乱高下でさらに体調を崩さないよう注意が必要です。

さて、当院では子供の矯正は通常は夜だけ取り外し式の装置を使用していただくのですが、固定式の装置を使うこともあります。

それはリンガルアーチという装置で、歯の裏側につける装置です。

固定式で取り外しできないのですが、裏側につけるので目立ちません。

主に6才臼歯と呼ばれる奥歯に、バンドと呼ばれる薄い金属をかぶせて、これを固定源にします。

このバンドに針金を溶接して、口の中にセットし、歯並びを改善していきます。

前歯に軽度のガタガタがあったり、あごの幅が狭すぎる場合に用います。

乳歯の前から5番目の奥歯は、後から生えてくる永久歯より通常大きいので、生え変わりの際に隙間ができるのですが、12才臼歯が生えてくる際に押されて隙間が詰まってしまうことがあります。

その時に隙間が詰まらないよう、リンガルアーチを入れてつっかえ棒のような役割をさせると、隙間ができたことによって歯が動き、軽度のガタガタなら直すことができます。



リンガルアーチを入れた症例です。前の写真が入れる前、後が入れた後です。

リンガルアーチが入って5番目の乳歯が永久歯になった時に、前歯のガタガタが治ったのがわかります。

◆茗水矯正歯科
池袋西口より徒歩3分
【住所】豊島区西池袋3-25-15-4F
ご質問、ご予約は03-3982-8610まで、お気軽にお電話ください
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当院へのアクセス
雨天、強風の際のアクセス(地下通路編)
治療費のご案内
【診療時間】AM10:00~PM6:00
【休診日】木曜日・日曜日・祝日(月3周目は水曜日・土曜日)
当院は、池袋、雑司ヶ谷、板橋、目白、練馬、駒込、上野、日暮里、千川、御徒町、富士見台、大泉、赤羽、茗荷谷、奥沢など、都内各所から、また、川口、朝霞など、埼玉からも通院いただいています

1歳半検診

◆1歳半検診

院長の北原です。先日、長崎健康相談所(保健所)で歯科検診を行ってきました。

私は豊島区の歯科医師会から派遣されて、年に2~3回保健所の歯科検診に行っているのですが、今回は1歳半の子供の歯科検診でした。

同じように歯科医師会から派遣されたもう一人の先生と二人で、約60人の子供の歯の検診を行いました。

この日の検診にいらしたお子さんはやや多めでした。

1歳半の子は、診るだけですよーと言っても、知らない人に口の中を診られるというのが怖くていやなのか、ほとんどの子が口を開ける前に泣いてしまします。

大きく口を開けて泣いてくれるとむしろ診やすいのですが、たいていは泣きながら口をつむってしまったり、舌を出して口の中を見られないようにするので、奥歯を診るのが結構大変です。

しかし、虫歯を見逃すと大変なので、奥歯が見えるまで口を開けてもらうよう、粘り強く何度も声がけします。

まれに泣かずに口の中を見せてくれるお子さんがいるのですが、天使のようにありがたく感ます。

そしてそのようなお子さんの場合は一瞬で検診が終わります。

今回の検診では皆まだ乳歯が全部生えていなくて、虫歯がある子はいませんでした。

受け口の傾向の子供も1人と、咬み合わせに問題のある子もごく少数でした。

小さいお子さんはとてもかわいいのですが、泣き叫ぶ子供達の口の中を根気良く診るのにはなかなかエネルギーを使うものだと感じました。

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歯の移植

◆歯の移植

院長の北原です。年末年始は12月29日から1月4日まで休診とさせていただきます。

患者さまにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、矯正歯科では治療の際に抜歯をすることがあるのですが、その抜いた歯を先天的に歯がない場所や、虫歯で歯がなくなってしまった場所に移植することがあります。

移植は口腔外科の先生にお願いするのですが、経験のある先生にお願いすると95パーセント程度の確率で歯は移植部に生着します。

外科的処置が治療に追加されるのですが、インプラントなどの人工の歯よりも、もともと自分の歯だった歯の方がより生体により適しています。

これは歯根の周りに歯周靭帯という、骨と歯根の間のクッションのような組織があるからで、インプラントなどの人工の補綴物にはありません。

費用も移植が10~15万円程度なのに対し、インプラントは30~40万円程度かかります。

そのため、歯の移植を行うと、自分の歯で欠損部を一番いい状態で補うことができます。

ただし、歯根の成長が終わり、先端が閉じてしまった歯は移植後に歯の神経を取らなくていはなりません。

そしてその後に歯に被せ物をする必要があり、その被せ物を保険適用外のものにすると費用がさらにかかる可能性があります。

小学校高学年や中学生くらいの、まだ歯根の成長が残っている歯を移植すると、神経も再生するので、移植後は神経を取る必要はなく、もとの歯のまま機能します。



レントゲンの方は現在中学2年生の患者さんの歯の右半分の部分のもので、右下の前から5番目の永久歯は先天欠如していて、乳歯が残っているのですが、歯根が短くなってきていて、もう長くは持たない状態でした。

そして右上の高さの低い永久歯は歯列の内側に完全にずれてしまっていて、まだ生えてきていませんでした。

この歯を歯列の中に入れるのは無理だと判断し、いずれ生えてきても抜歯の予定の歯なので、今後この歯を下の先天欠如の部位に移植することとし、現在、口腔外科の先生に相談し、移植時期を検討しています。

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生えてこない歯、埋伏歯

◆生えてこない歯、埋伏歯

院長の北原です。昨日までは12月とは思えない温かさでしたが、今日からグッと冷えてきました。寒すぎるも嫌なのですが、冬らしい季節は温泉などで温まることができ、いいものだと思います。

また、年末に向けて忙しくなってきますが、生活や仕事が充実しているのはありがたいことだと捉えて、やるべき事を一つ一つこなしていきたいと思います。

さて、今回は埋伏歯という骨の中に埋まっていて、生えてこない歯に、力をかけて引き出した治療例を報告させていただきます。

私が10年ほど前、大学病院で治療をしていた頃は、埋伏歯はあまり見たことがなかったのですが、最近は比較的よくみられるようになりました。

    治療前


この患者さんは男性で、初診時、上顎前突で中学2年生でした。

この方は右上の犬歯の乳歯が残っていて、レントゲンを撮ると永久歯の犬歯が本来の位置より前歯に近い内側の位置に埋まっていました。


犬歯は通常小学生の4年生頃生えてくるはずなので、中学2年生で生えてこないというのは明らかに遅いです。

    歯の牽引


この犬歯を出して歯の列に入れるため、大学病院の口腔外科の先生にお願いして、少しだけ歯肉を切開して、歯の表面を出していただきました。


そこに小さなボタン状の金具を付け、リンガルアーチから少しずつ引っ張り出しました。

    矯正治療中
>

現在矯正治療中ですが、右上の犬歯は降りてきて上の歯列に入りました。

この方は上顎前突という、上の歯が出ている咬み合わせなので、今後は上の前歯を下げていく予定です。

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口元の評価

口元の評価

院長の北原です。まだ東京は暖かいですが、年末が近づいてきました。

年賀状や大掃除の準備などで忙しくなりますが、毎年年末にバタバタしてしまうので、なるべく計画的にデューティーを進めて行こうと考えています。

また、年末年始は12月29日から1月4日まで休診とさせていただきます。患者さんにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、矯正歯科では歯並びだけではなく、口元のキレイさも評価をします。その評価の方法として一番ポピュラーなのがEラインです。

横顔の写真で、鼻の先端から顎の先のオトガイまでを結んだ線をEラインまたはエステティックラインと呼び、上唇と下唇の前後的な突出度を評価します。

このEラインは口元の美しさの基準になり、下の唇がEラインに対し、オンラインから3mm程度内側の範囲内にあると良いとされてます。

上顎前突や上下顎前突、下顎前突などで上下唇がEラインより出ている場合があり、矯正治療により咬み合わせが治ると口元が改善することがあります。

また、Eラインより上下唇が出ている場合は、抜歯をして前歯を引っ込めると口元が改善することがあり、矯正治療の抜歯、非抜歯の診断の基準になることもあります。

下の図は実際に上顎前突だったのを矯正治療した患者さんの治療前、治療後のレントゲンのトレースです。





鼻や口元の軟組織もトレースされています。治療前が緑の線で、治療後は青の線で書かれています。

治療前はEラインに対し、下唇は1mm出ていたのに対し、治療後は2mm引っ込んだ状態になり、矯正治療により口元が改善したことがわかります。

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