新型コロナウイルスの感染が広がる中、3月、4月に入ってもバタバタと慌ただしく、今週末になってやっと落ち着いた時間を持てるようになってきました。
現在、女子駅伝部では、団体での活動は危険だと判断して、通学組は自宅周辺、寮組は実家に帰省した選手と寮に残る選手とに分かれました。
自分たちの寮はアパートが一人一部屋だったので、逆に寮に残った方が良いケースもあり、寮に残れる選択肢も作りました。
それぞれが自分でトレーニングを考えて、自主練習を今月の27日まで行う形を取っておりますが、状況によってはチームでの活動はまだ先になるかもしれません。
神奈川県では緊急事態宣言が発令されており、原則外出をしないように選手たちと意思統一をしていますが、ウォーキングやランニングはしてもよいとの県の発表もありましたので、自主練習にはなってしまいますが、練習を継続出来ています。
もっと酷い状況になり、外出禁止命令などになることも有り得るので、走れる間はトレーニングをしようと思います。
比較的早い段階から、新型コロナウイルスについては、部でも感染の予防対策や危機感を持って取り組んできたので、大きな混乱もなく、今のところ帰省している選手も含めて全員健康に過ごしております。
新入生には、部に参加しはじめてすぐに神奈川県の感染者が増えてきたので、チーム全体での活動が1週間くらいで、自主練習という可哀想なことになってしまいました。
そんな大変な状況の中で、各選手たちからの練習報告が毎日ありますが、みんな感染しない努力と工夫をしてトレーニングをしてくれています。
各大会も軒なみ中止の発表がなされて、目標が定まらない状況の中、自分としてはチーム力が試されていると思っています。
私たちは決して環境に恵まれているチームではなく、日頃から与えられた環境でどうしたら強化できるか知恵を絞り、工夫をしながらこの10年間活動してきました。
自分でメニューを考え、一人で走りながら、みんなで走れることがどれだけ恵まれたことかを感じる良い経験だと考えて、みんなが集まれるようになったときに、逆境がチームのプラスに変えてみせたいと思います。
一人の選手が言ってくれました。
「今、メンバーの大切さを感じて、みんな戻ったときにはチーム力アップですよ💪」
その通りだと思いますし、そこを目指したいと思います。
いつみんなで練習ができる日が来るかわかりませんが、その日が来たときに選手たちの繋がりが強くなっていることを信じて、離れてはいますが選手、スタッフ一丸となって、この難局を乗り切りたいと思います!
*大学には立派な桜が咲いたのですが、残念ながら入学式は中止となりました。