パートナーの気持ちを試すことは、自分も試されることを覚悟して！
旭川 夫婦問題 離婚カウンセラー 山咲みき
これまで受けたご相談で時々あるのが「勢いで離婚を口走ってしまったが、相手がそれを本気にしてしまい、今は自分が離婚を迫られている」というもの。
度重なる喧嘩にエキサイトしてつい勢いで口走ってしまったり、相手の反応を見るために駆け引きで離婚を匂わせたり。
結果的に相手の方が本気で離婚に向けて進み出してしまうという流れです。
そもそも本気で離婚するつもりはなかったのに、今度は自分が離婚される側になってしまい「あの時は本気じゃなかった」とどんなに言葉を尽くして謝っても、「離婚しよう」と言われた方はそれがきっかけで、どんどん離婚に向けての気持ちが加速してしまったようなのです。
最初に言い出しっぺの本人は、そもそも本気で離婚するつもりなどなかったわけで、ほとぼりが冷めたら気にも留めずに過ごしていたその間、言われた相手はそのことを心の中でフツフツとたぎらせていたのです。
夫婦喧嘩でつい発してしまった言葉をいつまでも根に持って本気にするなんて、、、と思うかもしれませんが、特に相手の気持ちを試すようなつもりで発した言葉は想像以上の憎悪となって自分に跳ね返って来ます。
相手の気持ちを試すという事は、お互いの関係性によっては信頼関係を失いかねない致命的な行為なのです。
そもそも相手を信用していないから平気で気持ちを試すようなことを考えるのかもしれません。
特に、浮気の疑いがあってカマをかけるつもりで離婚を口にした場合、相手が離婚など考えていなくても気持ちがよそに行ってしまうきっかけを加速させてしまう恐れが非常に高くなります。
安心を得たくて言った言葉で相手の信頼を失うという、本末転倒な結果を招いていまうのです。
一度失った信頼を取り戻す事は非常に難しく、逆手を取られて惨めな思いを強いられるケースが多く、最悪なことに、そのままなし崩し的に離婚になってしまうケースも少なくありません。
離婚には至らずとも、弱い立場に追い込まれたまま苦しい生活を強いられてしまったご相談者さまもいます。
いつも相手の気持ちを試してしまう事はお互いの関係性にとってなにもプラスにはなりません。
離婚を考えていないのなら、どんな理由であれ、相手の気持ちを試すような事はしない方が身のためだと思います。
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