※飽くまでも夢の話でフィクションです。
ある日の午後に今話題の食器用洗剤が気になり、売り場を訪ねた。
そこには販売促進スタッフが4名いた。
歓迎の印にと温野菜のサラダを一口いただいた。
まずはその食器洗剤のセールスポイントの説明をということでキッチンに案内される。
そこには鯛料理5品のレシピと写真が置かれていた。
スタッフ:こちらの料理の所要時間はどのくらいだと思いますか?
私は戸惑いながらも勘で返答すると、
正解は2日以上とのこと。
スタッフ:ご家庭で楽しめるように時短するにはこの商品が必要不可欠なのです。
泡立ちが良いのか?
泡切れが良いのか?
家事魔法をかけるのか?
色んなことを脳裏で予想していると、
販売促進スタッフが鯛のスープの中に食器洗剤をドバ〜と回しがけた!
目をまんまるくしていたであろう私の頭を背後にいたスタッフがつかんで、スープの中に突っ込む!
不思議と熱くはなかった。
しかし憤りはする。
もがこうとするも
声をあげようとするも
スタッフの手の力は緩まない。
やがて、スープのなかから頭をもちあげられた時は抵抗する力も失せていた。
スタッフ:キレイに染まっていますよ〜
声を頼りに目線を鏡に向けると、
そこには赤紫の髪に染まった髪をおさげに結んだ自分がうつっていた。
変化は髪だけではない。
肌もツヤツヤ、シミ一つない顔。
服装もなんだか若返ったように見える。
スタッフ:これ1本でキッチンまわりも、美容全般も完璧な仕上がりです。
詳しいお話はこちらで
腑に落ちないまま今度は応接間に通されて、フカフカのイスに座らされる。
テーブルの上には、
事務手数料、工事料無料!
抽選で-3000円!
価格95000円
という数字と文字がならんでいる広告が鎮座していた。
そこで覚醒し、
起きると朝の4時半。
めくるめく滑稽な内容を思い起こして爆笑し、目覚めた。
