※今回の記事は、数年前の出来事ですので今と状況がことなります


デイケアに入所して日が浅かった頃に、スポーツのプログラムに参加していた時の話。


スポーツのプログラムの時は、人数分の椅子を四方に配置して

普段は床に座っているメンバーさん達も、

自他のプレイを観戦や応援をする様式になっていました。


プログラムが終了してぼんやり突っ立っていると、突然、先生に


『椅子はいくつ残せばいい?』


と、声を掛けられました。

私は記憶を手繰り寄せながら


「○○さんと、✕✕さんと…」


と指折り数えて


「…でX人です」


と答えると先生は満足そうに立ち去りました。


本当はズバッと人数のみを答えれば大丈夫だったもしれませんが算数の学習障害を持っている私には困難でした。


今でもこのときの思い出を時折、反芻しています。