気づいたら横殴りの雨。
二つの窓をタオルを挟んで隙間をつくりながら閉めてながら小走りにベランダへ。

外を覗くとぼつぼつと大粒の雨水が侵食し、
風に煽られながら洗濯物が助けを求めているのが視界に入りました。

できるだけ急いで、されど足元の段差に気を付けながら、一着、一着と屋内に避難させるなか、ザァーという軍勢の足音を耳にし、
焦りを感じながら最後の一着に手をかけた時 家族が帰宅し引き継いでくださいました。

怪我もなく 濡れもせずに 殿帰す