幼なじみとあちこちの求人フリーペーパーを収集した後、
公共施設の行列に並んでいると私の本名を連呼する声がする。

本名、とりわけ苗字はポピュラーなものなので気になりつつむも様子をみていると、
彼女は姓名どころか生年月日も同じで且つ私が以前この施設に預けていた貴重品を受け取ろうとしていることがわかり
慌てて割ってはいり、施設の利用カードと手帳を提示し、必要とあらば家族に連絡して他の身分証明書を提出することが可能だと受付に伝える。
母が身分証明書を持参して受付に顔を出すと同時に彼女は姿を消した。

……

夢の中でまで母に迷惑を掛けていて申し訳ない気持ち