目玉焼きが頭から離れない

なだらかな白い海に
ぷりんと浮かぶ小高い島
二人でひとつの彼女らは 空想の皿の上から堂々と
私に向かって語りかけてくる

空がどんな色をしていても
私はいつでも私でいるわ 大地がどんな心地でも
私はいつまでも私なのよ
私として生まれて
私だけの歌を口ずさみ
私のままに咲き誇る
私は私であるために
人と出会って 別れてを繰り返し
助け合って 傷つけ合って学び合っているのだから

次に出会う時も
私は私として目玉焼きと向き合うことができるだろうか

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