統合失調症患者は、脳の異常で不眠に陥りやすい。

 

 

かく言う私も、数年前まで不眠を拗らせてて大変な思いをした。

 

 

夜眠れないというのは、本当に辛いことだ。

 

 

よく『夜の方が作業が捗る』などということを聞いたりするが、それは大きな間違いである。

 

 

統合失調症患者が夜型の生活をすると、最初の数日間は夜起きて何か好きなことをすることが楽しく思えるだろう。

 

 

だが、それを続けていく内に、ただでさえ疲れやすい脳が疲弊に疲弊を重ね、だんだんと作業に対しての本領発揮が出来なくなっていく。

 

 

そして夜が明け、日中眠ることになり、起きるのは夕方。

 

 

夜中に本領発揮出来なかった上に、日中は寝ていて何も出来ない。

 

 

これでは効率が悪過ぎる。

 

 

しかも、夜型生活のデメリットはこれだけではない。

 

 

お肌はボロボロになり、食事を摂る時間もめちゃくちゃなので太り、老け、免疫力も衰える。

 

 

オマケに鬱病にもかかりやすくなるのだから、こんなのは最悪の事態だ。

 

 

私は不眠で昼夜逆転した時、これらのデメリット全てを背負ってしまった。

 

 

夜型の生活なんて、何一つ良いことなんて無いのだ。

 

 

このままではダメだ・・・。そう思い一念発起。

 

 

①精神科の主治医に相談して、眠剤を処方してもらう。

 

②その主治医の指示で、毎日眠剤を飲みながら夜八時には床に就く。

 

③どんなに眠れなくても布団には入っておく。

 

④そして朝は七時には起き、日中はどんなに眠くても寝ない

 

 

そんなことをやり始めて一ヶ月。

 

 

途中、生活のリズムを整えようとすることで体に思わぬ負荷がかかり、反発なのか、酷い頭痛や目眩、吐き気、体中に発疹が出来て痒くなったりと、とんでもない苦痛に襲われた。

 

 

けれど、やっとその困難も治まり、努力の甲斐あって昼夜逆転生活は正された。

 

 

夜よく寝て、早起きした今日なんかはとても気分が良く、仕事も捗る捗る。

 

 

統合失調症の方で、不眠で困っている方は是非この方法を試してみてもらいたい(主治医に要相談)。

 

 

私がこの昼夜逆転を改善するために主治医に相談した時に言われたのは、「あなたは努力が足りない」だ。

 

 

統合失調症を患っていると、どうしても努力が出来ない。そういう病気なのだ。

 

 

でも、そうは言っても、私は努力が出来た。

 

 

それは、昼夜逆転の生活をこれ以上続けたら、死ぬ!!という、相当な危機感を感じたから出来たのだと思う。

 

 

これは一個人の持論なので、全ての患者さんに当てはまるかどうかは全く判らない。

 

 

が、試してみる価値は大いにあると思うのだ。