―前回までのあらすじ
中学の頃、おれと友人のTくんは放課後の校舎にしのびこんで遊んでたっていう昔話
最初のうちは普通にしのびこんで、誰もいない教室に入ってみたり
特に何もしてなかった我々
職員室の方にはまだ残ってる先生がいて危険だし、理科室とか図書室はさすがにカギがかかっている
自由に徘徊できる空間は自分たちの教室がある校舎のみ
ある日、ふと自分の教室に入ったとき、”何かやろう”となったんです
もちろん、何かを壊したり、盗んだりとか
さすがにそういうことはまずいし、後で大変なことになる
で、うちらがやったのは「教室の模様替え」
よくわかんないんだけど
教室には机とかの他にもプリント入れや本棚、花瓶など、いろいろ備品があって
それらを動かしてみる
黒板のとなりにあったプリント入れは後ろのロッカーの上に移動
花瓶は教壇に移動
翌日、朝の会のときに担任の先生が
「あれ、プリント入れが後ろに動いてるけど?どうした?」
とのお言葉
生徒「……?」
でも、別にたいしたことでもないので、結局はスルーされて終了
後日も放課後に侵入して模様替え開始
が!!!!!!!
事件発生
いつものように順調に花瓶やら何やらを動かしてるときに、背後から
「 何してるの? 」
え……???!!!(゚_゚i)
凍りつく私とTくん
誰もいないはずの教室に…
なんとそこには同じクラスメイトであるHくんの姿が!
放課後の教室は暗く、かといって電気をつけるとバレるのでいつもうす暗い中で活動していたんです
「誰もいない」のが当たり前だったので、Hくんがいたことに驚愕!
彼は机と机の間にしゃがみこんで靴ひもを結んでいたんです
しゃがんでいたのでうちらが侵入したときに気付かなかったというわけです
今でもはっきり覚えている、かすかな夕日に照らされたHくんの登場シーン
ビックリと不気味さで何も言えず
「………」
お互い無言、沈黙のときが流れる
「い、いや、忘れ物してさ…」
どうにか適当に理由をつけてうちらは逃げるようにして退散
…この日をもって、放課後の冒険にピリオドが打たれました
本当にビックリしたし怖かった
Hくんは今でも交流があるけど、果たしてこのことを覚えてるだろうか…
てか、そもそもHくんは何をしていたんだ?
彼も同じく放課後の冒険者だったのか?
真相はわからん