だから、やめられない

さーて、今年最後のブログ更新です







いつも目を通していただいて、

ありがとうございます。

来年もどうぞ宜しくお願いします。







このブログも、振り返ってみると

もう少し書くつもりでしたけど、、、

やっぱり１年が過ぎるのは早いですね…






今年１年を振り返るのはまたにして、

きょうは前回の更新の続きを









そう、『第九』ですね♪

ベートーヴェン作曲 交響曲第九番




一般に『合唱つき』とか『歓喜に寄す』

とも呼ばれる、あの有名な曲。





ぼくにとっての……記念すべき、

オーケストラデビューの演奏会

と、なりました。





１曲で80分くらいの演奏時間

その長さ、演奏技術、どちらをとっても

オケ初心者の手に負える曲じゃないです、

……はい。



そして、ほかにも数曲を演奏。

大変でした。疲れた。





でもね、楽しかったです

正直な感想としては、

独奏のときとは比べものにならないくらい、

気持ちが楽でした(笑)




オケのメンバーとして大大大前提である、

「指揮者を見る」ということすら、

前日リハでやっと出来るようになって……


という状況でしたが




それでも、第九という

聴き手の心を揺り動かす偉大な作品

この演奏に立ち会えたのは、幸せでした















考えてみると、第九をはじめとする

クラシック音楽って、

もう何百年も、何百回も、繰返し繰返し


演奏されてきたわけですけど。




それでも、演奏されるたびに

人の心を動かし、奮い立たせ、

慰めてきた。。。




すごいと思いませんか？











暗いニュースが多い世界、

明るい未来が見えずに閉塞感が漂う現代。

そんな時代だからこそ必要なもの。






現実逃避なんていう安易な娯楽ではない、

生きる力を与えてくれるもの。





痛み哀しみに寄り添う、優しさ…

前を向いて生きていく、力強さ…

これらを与えてくれるもの。







それが、音楽だと思っています。

だから、音楽は必要で、

だから皆、音楽を聴くのだと、思ってます。


そのことを信じて、

ぼくは来年も音楽に生きていく。







ちょっとまえに人前で演奏したとき、

目に涙をためて聴いてくださった、

おばあさん。


大好きな曲だったそう。

若い頃からずっと口ずさんできた曲。




「もう１回、もう１回」と言われて、

けっきょく４回くらい弾いたかな(笑)


「申し訳ないね」と言われて。

いいえ、あと10回でも弾きたかったです。





あんなに心をこめて弾いたのは、

久し振りでした。

そうせざるを得なかった。

そうしないとバチがあたると思って、












来年も、がんばります。