皓月

さて。

今日は、もう10年前につくった曲ですが、オリジナルのヴァイオリン曲をご紹介します♪


こちら。
YouTube公開オリジナル曲、第４弾

《皓月》　クリックすると再生します










この曲を作った当時、ぼくは二胡という中国の民族楽器にハマっていて、真剣に購入を考えてたほど。
そのために中国に買い出しに行くつもりでした。
CDも、知り合いの中国人のかたに帰省したとき現地調達して来てもらって、かなり聴いてました。

（ちなみに、参考に。これが二胡です
《二泉映月》
この曲は二胡の代表曲です。）





だから、このぼくのオリジナルも、ヴァイオリンの曲というよりはむしろ「二胡の曲」


上の、参考に挙げた曲を聴いていただくとわかると思うんですが、
二胡はかなり「コブシ」を利かせて(深めのヴィブラートで)演奏されるんですね。


だから、ぼくの曲《皓月》も二胡のイメージでヴァイオリンを弾いてるもんだから、
ヴァイオリンの音がかなりヨレて聞こえる(笑)
もっと言うと、音痴に聞こえる。。。

…単に下手なだけのようにも聞こえるけど…（うるさい）




タイトルは「明るい月」の意味。
中国語の読みで「ハオユエ」みたいな感じです。

満月が湖面に映る、夜の風景ですね
（動画内の画像は拾い物なのですが、イメージに合うようなものを使わせていただいています）

本来、音楽で風景画を描くような作曲はしないタイプなんですが、これはもう、こんな画しかないだろうっていうハッキリした限定的なイメージがあって、それで瞬間完成でした。



エスニック路線にはじめてチャレンジした曲で、人前で演奏する機会にも恵まれて(そのときはピアノ伴奏のみとヴァイオリンで演奏)、うれしいことにご好評いただけました


動画の演奏では
ヴァイオリン、ピアノ、アコースティック・ギター(２台)、エレキ・ベースをひとり多重録音で演奏しています。

いつものようにヒネリのない簡単なメロディですが、ぜひ今回はアレンジのほうにも耳を傾けてくださるとうれしいです
とくに、アコースティック・ギター

パーカッションやストリングスは、当時いっしょにバンド活動をしていた友人が、ぼくが意図したイメージにぴったり合うプログラミングをしてくれています

このたび音質に少しだけ調整を加えて、YouTubeアップしました。




この動画、このブログのページからしか見られないようになってます
いまは、YouTubeはそういう設定があるんですね





…「湖面に映る月」というと、
ベートーヴェン作曲の《月光》とか
ドビュッシーの《月の光》とかありますけど、

（張り合うつもりはありません）
まぁ、さしずめこの曲がぼくなりの《月光》というところでしょうか(笑)







《皓月》、気に入っていただけたら光栄です。