You must serve music, not have it serve you.
(わたしたちは音楽に仕えるべきであり、音楽をわたしたちに仕えさせてはいけない)

ディヌ・リパッティ という高名なピアニストの方が言われた言葉だそうです。

音楽(芸術)を「美の追究・芸術の模索」とするか、アクセサリーのような「自分を飾るもの」とするのか…
あるいは、音楽を深く分析し、的確に内容を捉えた演奏ができるか、うわべだけの演奏になるか。

芸術の大切なテーマなのかもしれませんね。



この言葉が引用されていたのが、この楽譜。



バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲

モーリス・ジャンドロンというフランスのチェロ奏者(故人)の方が編集された楽譜。

「編集」て、なにをはてなマーク

バッハの曲って、基本的に「ここを強く(または弱く)」とか「ここの弦はこの指を使って押さえる」とか、そういう情報がなくて、音符の羅列がドーンと書いてある。

それを音楽のレベルに再現するまでが、すごいプロセス。
その参考にいろいろヒントが書き込んであるわけ。それが「編集」。


そういう楽譜って、たくさんあるんです。
でも当然、「なにかを書き加える」ことに賛否両論ある。


でもね、この楽譜は前書きがすごく好感がもてて、
「わたしがここで指示した指使いや演奏法に疑問を持ち、自分で考えて分析し、自分の演奏を追究してほしい」というふうなことを書いてて、
それでこれに決めた。

ま、実際に演奏するときは、確かに編集の入っていないまっさらの楽譜で音楽と向き合う時間もいつか必ず必要だろうね。





これ、人生にも当てはまらないかい?


“いろんな人から学び、でも決してすべてを鵜呑みにせず、ときには既成の考え方に疑問を持ち、自分のチカラで考え、現実をまっさらで柔軟な発想で受け止めながら”


芸術も人生も、共通することが多いね。









ところで。
そう言えば、ふと思ったんだけど。
ほかのブログされてるかたの記事って、日記というか「きょうの出来事」的なものもけっこう書いてあるんだけど、ぼくの書くブログには、そういう内容の記事がほぼ無いんじゃないかと。

もともと自分について多くを語らない人なので(でもお喋りは好きラブラブ)、あんまり書くこと思いつかないんだよね…
というわけで(改善の意志なしにひひ)、これからもどうぞよろしくお願いします!







連休中、元ピアノの生徒の専門校生の女の子の家に呼ばれて一緒にごはんしましたナイフとフォークドキドキ

学校の様子や恋愛結婚人生論くっちゃべったり、だらだらピアノ弾いたり連弾したり…楽しかった。
わりとポーっとしてる子だけど、自分の意見はしっかり持ってて、引き出してあげれば内容のある話ができる。

なんだかよくわからないけど刺激になった。パワー貰ったよ♪

歳上の人と時間を過ごすと、いろいろ勉強になって賢くなる。
歳下と過ごすと、活気…チカラをもらうね。お月様