キングダム運命の炎

 

映画”キングダム運命の炎”を観てきました。

いやぁ、良かったです。シリーズ最高傑作かも…。

続編の予告は今回はありませんでしたが、さすがにあのまま終わることは考えられないので、続編があると期待してもいいと思います。

 

 

気をつけて、ひそっと感想を書きますが、以下、ネタバレ注意です。

 

まず、大沢たかおさん演じる王騎将軍!漫画の中から抜け出てきたような完璧なビジュアルです。漫画の王騎将軍は特徴的な唇と濃い顔立ちで、涼し気な男前の大沢さんとは、お顔の造作は全く違うんですけどね?

穏やかな笑みを浮かべながらも全身から発する覇気、威厳、気品…。

もう、まさのそこにいるのはあの王騎将軍そのものなのです。

 

実写のキャスティングは賛否いろいろですが、私はキングダムに関しては概ね満足しています。

 

万極役の山田裕貴さんがなんともミステリアスでした。

役者さんて、凄いですよね、ドラケン君とはまったく別の顔です。

万極はこんなに美しいキャラクターだったのか!とちょっとびっくりします。艶やかな銀髪から覗く、あの山田さんの印象的な瞳が美しくて、今回は登場時間は短かったのものの、万極の冷酷さと悲しみがゾクッ…とするほど伝わりました。次回作が楽しみです。

 

そして、今回なんといっても特筆すべきは、杏さん演じる紫夏です。

紫夏は腕利きの闇商人で、数奇な運命から敵国である趙で生まれで悲惨な生活を強いられていた秦の皇太子・嬴政(えいせい)を秦へ連れていく任を引き受けます。

 

幼い頃、戦争孤児だった紫夏を拾い育ててくれた養父の今際の際で「養父さんに受けた恩をまだ何も返せていないのに…」と泣く紫夏に、養父は「恩は次のものに施したらいい」という言葉を残します。

 

途中、追跡する超軍に攻撃され、仲間を喪い、自身も満身創痍になりながらも、嬴政を必死に守り戦う紫夏…。そしてその身を敵の矢に貫かれたとき、養父の最期の言葉を思い出し、渾身の力を振絞り…。

暗い闇に閉ざされた嬴政の心を月のように優しく照らし、嬴政の心も救った紫夏…。杏さんの紫夏は、颯爽としていて美しく、きりりと凛々しい一面と慈愛に満ちた優しい眼差しが、漫画の紫夏そのもの。私、ヤバイくらい感動してしまい笑い泣き汗←陳腐な感想ですみません。このエピソードでマスカラが全部とれるほど泣いてしまいました。

 

後半は馬陽の戦いのプロローグで、飛信隊の活躍もたっぷり楽しめて、見応えがありました。山崎賢人さんの信がどんどん精悍になっていってます。清野菜名さんと息の合ったアクションが凄い。

 

今回は顔見せのご紹介といった感じで、チラっとしか出ませんでしたが、

小栗旬さんの李牧もあの飄々とした…でもただ者ではない油断ならない感じが出ていてぴったり!

 

原作漫画のファンを裏切らない映画でした。早くも続編が楽しみ…。

 

 

 

大人げないに縛られるな

「うーん…、自分は大人げないなぁ…。」と思うことがあります。

悪気のない(であろう)言葉が受け流せず、ときに妙にグサッときたり、他愛のないことが何故かひどくカチンときてしまうことがあって…むかっ

なんとか、うぅ…いかん、自制せねばあせるとは思うんですけど、どうにもこうにもならず、顔や態度に出してしまうときがあります。

 

あるとき、少し年上のカッコイイ友人が

無理に大人だからと、繕わなくたっていいんじゃないの?世の中にはね?「大人げない振る舞いはすまい」という真っ当な人につけ込んでその場を掌握しようとするような狡い人がいるのよ?いい?大人だって、女だって理不尽なこと言われてムカついたら正々堂々怒ったらいいわ。

と言っていたことがあります。

「うららはええかっこしいだから、しんどいね笑い」とも…。

あはは…さすがお姉さま、当たらずも遠からずです汗

 

やれやれ、なんだか、最近いろいろあって、ひどく疲れます。

 

 

 

さすがにうんざり…

 

大人になって気づいたことは、父は私たち姉妹が母から聞かされていたような高潔・俊秀な人物ではなかったということ汗

母は子供が父を侮らないよう、だいぶ話を美化したり、多少盛ったりして話し聞かせていたようです。

 

お恥ずかしい話になりますが、私たち姉妹と父は遺産のことで専門家を交えるような事態になったこともあり、腹の底から信頼し合える関係ではありませんが、まぁ生温かい家族づきあいはしています。

 

そんな父ですが、唯一、立派だと思うのは親の老後の憂いを一切、子供に残さななかったということ。ちょっと下品な物言いではありますが「俺の老後は金が面倒みてくれるから心配するな」と言っていただけあって、子供世帯に頼ることなく悠々自適にやってくれてるので、そこはありがたいかな、と思います。

 

その逆、慎ましく清貧ながらもきちんと暮らしていると聞かされていたオットの実家…。経済的なことで他人様のお宅のことを、とやかく言うのは、はしたないことかもしれませんが、その倹しい暮らしぶりは老後への備えかと、勝手に思っていたのですが、多少内情を聞かされたときは、驚愕しましたね…。もしや、そもそも老後は子供に丸投げするつもりででもいたのかと思うほどです。

 

お盆休みが始まり、オットが実家を訪ねたのですが、駅ビルで、ちょっとしたお昼でも食べて、少し欲しいものでも買ってあげたいと言って出掛けていったのですが、「寿司が食べたい」と寿司店を指定…。お義母さんも義妹さんも遠慮なく召し上がり、万単位のお支払いをしてきたそうです。

駅ビルで帰宅後に食べるスイーツを買い、五十路の義妹に小遣いをやり、やれやれ、まったくオットも難儀なこった…。

 

それなのに「母の生活補助が大変なら、もう少し介護士さんやデイを頼ってやっていこうよ、いよいよ困ったときのためのケア施設のことも知識として調べておこう」と言った、オットの言葉に義妹さんが何故か着火したようで、帰路の電車で気づくと、薄情者だの冷徹だの散々なデスメールが空襲状態で投下されており…ホント、コイツがいる限り、この世の平和も終戦も休戦もありえない…えーん

ドラマや映画だと、頭のイカれた独裁者や心を病んで狂った王さまって粛正されちゃうんですけどねぇ?まぁ、現実社会ではなかなか、そうはいかのきんたまけつのあなってやつですよね…。

それに、なんだかんだと言っても血の繋がりというのはやはり深いのですね。私、さすがに少しオットが気の毒で「よかれと思ってのことなのに、デス子さん、非道いわね…。ちょっとあんまりね」と言ったのですが、あらあら、なんてことよ、オットのヤツめ、デス子を庇う発言をしたので、もうがっかり…ぼけーDASH!

 

まったく、金使って文句言われて散々な上、帰ってきてからは妻とも険悪な雰囲気になったというのに、もう早速来月、体の良い”お代わり”の要請があったようで、あきれて口が塞がらないです。聞いただけで、う~んざり…ぼけー汗

 

この人たち、オットが余程(お給料)もらってるとでも思ってるんだとしたら、見当違いも甚だしいわ。仮に(そんなことはないけど)そうだとしても、人のお勘定で寿司をたらふく食って腹を満たすのはあさましい…。

だって「寿司はつまむもの」というじゃないですかね?無粋な人たちに、そんなこと言ったって、どうせ馬の耳に念仏でしょうけどゲラゲラ笑い

 

まぁ、たまに会う親の前で見栄を張るオットの気持ちもわからなくないけれど、ウチでは吝嗇家のオットが実家の連中には財布の紐が緩いのは面白くないし、多少なりとも家計に貢献し始めた私に断りもなく、良い顔して来られるとと正直、腹が立つものですね。狭量ですかね?私…。

 

おかげさまで、お気の毒なこの方たちを見ていたら、私も妹も「俗物だけどウチのパパのほうがずっとマシじゃね?」と思うようになり、以前より父に優しくできるようになりました笑い

 

オットは悪いところばかりの人ではないけれど、芋蔓式にこの方たちが付き纏うのだと思うと、マジで縁を切りたくなってくる、台風の夜…。

 

うらら、うらら、裏うらら…

引き出しの離婚届の用紙も、私が圏内某所のペット可賃貸を調べてるのも、オットはまだ知らない…ニヤ魂