手をあげてみんなで渡ろう更年期!

更年期を一緒に知ってみんなで話そう

だぶるれいんぼー🌈のよっしーです爆笑

 

 

前回、ホルモン補充療法で使われている

薬の種類についてお話しました

 

今回は、実際にどの様に使っていくのか

投与パターンを紹介しますニコニコ


更年期のホルモン補充療法では

エストロゲン製剤または

黄体ホルモン製剤(プロゲステロン)を

いくつかのパターンで投与していきます


ここで注意が必要なのが

エストロゲン製剤のみの投与だと

子宮体がんのリスク上がってしまうことです


そのため、子宮のない人は

エストロゲン製剤単独投与でも大丈夫ですが

子宮のある人は

エストロゲン製剤と子宮体がん予防のために

黄体ホルモン製剤を併用する必要があります


これらの製剤を持続的に投与するか

お休みしながら周期的に投与するかの違いで

投与法がかわっていきます

順番にみていきましょうウインク

 


まず、手術などで子宮がない人は

「エストロゲン単独療法(ET)」を行います



エストロゲン製剤だけを投与する方法で

持続的にずっと投与する「持続的投与法」と

また、少量・短期間だけ行う休薬期間を設けた

「間欠的投与法」があります

 


次に子宮がある人の場合

「エストロゲン黄体ホルモン併用療法(EPT)」

を行います 

その名の通り、エストロゲン製剤と

黄体ホルモン製剤(プロゲステロン)を併用します

「周期的投与法」と「持続的投与法」があります


まず「周期的併用投与法」について


図をみてもわかるように

エストロゲン製剤と 

黄体ホルモン製剤を周期的に併用し

正常な月経周期に近い環境を再現しています


不規則だけれども月経のある閉経前で

更年期症状が強くある場合や

次にお話しする「持続的併用療法」で

子宮からの出血コントロールが

うまくいかない場合などに行います 

休薬期間に更年期の症状が現れることもあります 


この「周期的併用療法」は

エストロゲン製剤の休薬期間を設けるかどうかで

「間欠法」と「持続法」にわかれます


 

「エストロゲン・黄体ホルモン併用療法(EPT)」の

もう一つの投与法「持続的併用投与法」

エストロゲンと黄体ホルモン製剤の両方を

ずっと持続的に投与する方法です


図は全て2019年度版女性医学ガイドブック更年期編より作成


エストロゲン製剤、黄体ホルモン製剤と

別々のお薬を投与したり 

2種類の製剤が1つになっているパッチなど

方法がいくつかあります 

数カ月は時々出血が起こることがありますが

徐々になくなっていきます 

 

このように、様々なパターンの投与方法があります

何よりも継続して続けることが大切ですので

自分のライフスタイルにあった

継続できるベストな方法を 

主治医と相談しながら行なっていきましょうウインク