手をあげてみんなで渡ろう更年期!
更年期を一緒に知ってみんなで話そう
だぶるれいんぼー🌈のよっしーです
今回はホルモン補充療法で使われる薬について
お話していきます
ホルモン製剤は成分と
どこから吸収するかによって
何種類かにわけられます
まずは成分について
大きく3つに分類されます
○エストロゲン製剤
○プロゲステロン製剤
○エストロゲン・プロゲステロン配合剤
更年期の時期に様々な症状が現れるのは
女性ホルモン「エストロゲン」の低下が
起こるからです
そのため、ホルモンの補充に必要なのは
「エストロゲン」なのですが
子宮のある女性にエストロゲン製剤を単独で使うと
子宮内膜が厚くなり
子宮体がんを発症するリスクが高くなります
その予防に
プロゲステロン製剤を併用していきます
手術などで子宮を摘出している女性は
プロゲステロン製剤の併用は必要ありません
この3種類の製剤には
様々な形態のものがあります
○経口薬(錠剤/内服薬)
○経皮薬(パッチなどの貼り薬やジェル・クリームなどの塗り薬)
○腟錠(膣に入れて使う)
など
※現在プロゲステロン製剤単体は飲み薬と子宮内に装着するタイプ(ミレーナ)のみです
様々な種類がありますが
メリットとデメリットがあります
貼り薬や塗り薬は
週に2~3回張り替えればよいので
手軽さがあり
皮膚から直接血管に吸収されるので
胃や肝臓への影響が少なく副作用が少ない
血栓のリスクも飲み薬より少ないという
メリットがあります
しかし、皮膚に合わなかった場合
かぶれることもあります
その時には飲み薬に変更もできます
2~3日、貼りっぱなしにするので
剥がれてしまうと成分の吸収が
ばらつきがてきてしまい
その事が原因で不正出血がおこることもあります
きちんと貼り替えることが大切です
飲み薬は量の調節が
貼り薬や塗り薬より
自由にできる点がメリットです
膣剤は
外陰部のかゆみ、乾燥感
性交痛などが強い場合に最も効果があります
ダイレクトに効くんですね
更年期症状の治療を目的とする場合は
保険適応となりますので
1ヶ月の薬代は1000円〜3000円前後です
それぞれの薬をどのように使っていくか
いくつかのパターンがありますので
次回、そのことについてお話したいと思います