4月13日から、中島香雪美術館で開催されている『北斎と広重 富嶽三十六景への挑戦〜』。
開催2日目の14日(日)に、まずは1回目、行ってきました。
想像してたより、空いてて、1点ずつじっくり見て回ることができました。
そして、1回目ということは、そう、何回か行くつもりです。
というのも、前期、後期で、作品がほとんど総入れ替えなんです。
私のお目当ては、もちろん、広重。
広重ブルーにまた、会える〜って嬉しくなって。
↑以前行ったときの話はこちら。
今回、前期、後期合わせて、富嶽三十六景は全作品見れるらしい。
そして、嬉しいことに、全作品スマフォでの写真撮影がOK。
なので、気に入った作品は撮ってきましたよ。
葛飾北斎作、富嶽三十六景 神奈川沖浪裏。
言わずと知れた、The Great Waveですね。
波の荒々しさが良くわかる。
北斎は、この作品の前から、波の描き方を色々試してたそう。
こちらも富嶽三十六景 甲州三島越
ほぼ画角のセンターを縦に走る大木が良い。
浮世絵のこういう大胆な構図が私は大好きです。
めちゃくちゃデフォルメしてたりして。
今回の展覧会、前半は北斎、後半は広重です。
歌川広重の中でも私が好きな名所江戸百景のシリーズから、水道橋駿河台。
この、鯉のぼりが大胆に画角を遮るのが良いですね。
そして、広重ブルー。
今回のものは、多分摺りが初版に近いものではないので、以前見たものほど、摺りのあとや木目などは分からなかった。
それでもこの、広重ブルーのグラデーションは健在。
そして、名所江戸百景の神田紺屋町。
こちらも反物が大胆に配置されてて、そして遠くに富士山。
夕景なのか、空は朱音がかっているけど、反物にはきっちり、広重ブルーが使われている。
名所江戸百景 両ごく回向院元柳橋。
これも朱色とブルーが綺麗で、そしてめちゃくちゃ大きな火の見櫓。
こちらは、忠臣蔵十一段目 夜打押寄、歌川広重の作品です。
忠臣蔵のシリーズは、見たことがなかったので、次回もじっくり見たいですね。
あと、広重が北斎を意識してか、富士山を描いているものも多くありました。
まあ、この時代、江戸からも富士山が見えるし、富士山は人気のテーマだったんでしょうね。
記事を書いてて、もう、すぐにでも2回目、行きたくなりました。