今年度、以前にもブログの記事で紹介した薬剤師国家試験問題解法テクニック集を本格的に掲載する事になった運びについてですが、私の担当の生徒さんは、視覚障害、聴覚障害、学習障害(LD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、他精神障害など様々なハンディキャップと付き合いながら薬学部で勉強していることが多いです。

そして、何らか理由で私の授業中にメモを取ること自体が難しかったり、授業中にメモは取れるものの授業後にメモを読み返して当日の講義の復習をすることが難しく、結果として授業内容を吸収出来ない生徒さんや、繰り返して過去問演習をしているものの自分に合った問題の復習の仕方が分からなく、繰り返して同じ問題を間違えたり、問題演習から時間の経った別の問題を間違えてしまう生徒さんが多いので、対策として、私が講義内で説明している薬剤師国家試験の問題解法のテクニックについて、まとめを作ってアメンバー限定で読める記事として掲載することにしました。

私の担当の生徒さんでは無い読者のみなさんには、あまり関係無いかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。


加えて、私の担当の生徒さんについても、生徒さんの勉強の段階により、全員に対して公開されている記事では有りませんので、承知置きください。


そして、その理由としては、私が講義内で言っていますが、薬剤師国家試験の解法テクニックを使用すると、本来、解答を解く実力が無くても、短期間(1-4週間)で得点が平均5-15%(17-52点)は上がってしまうため、本当に自分の実力で解けた問題と、解法テクニックの力で解けた問題との区別がつかなくなり、過去問演習の復習に支障をきたすため、自分自身の実力を上げる時期の9-12月くらいまでは、解法テクニックの利用は避ける様に伝えています。


また、私の担当外の学生さんについては、毎年、予備校に数人の方から、薬剤師国家試験の受験テクニックの相談が有りますが、薬剤師国家試験や、卒業試験の成績がぎりぎりの学生さんを中心に体験授業(1-2時間)のみで指導が終わってしまい(それでいて、5-10%(17-35点)くらいは点数が数日で上がり、卒業試験や、薬剤師国家試験に無事に合格してしまう。生徒さん側から見れば短時間の体験授業だけでお金がかからずに短期間で成績を上げられ、卒業試験や、薬剤師国家試験に無事に合格出来るという良いこと尽くめなのですが、予備校側としては、生徒の獲得に繫がらず、無料体験授業だけで学生さんが満足してしまい収入にならない)ことから、予備校内でも不評のテクニックになります。