私は、今年の冬、まだとても寒くて、雪が降ったりしていまして、コートの着用が止められない時、朝早くから、起きだしまして、家を出まして、ハローワークの開館時間前まで、うどん屋さんで、一人、原稿用紙や官製はがきを広げていました。
文芸コンテストに、応募をするためでした。これで、入賞をしますと、一気に、賞金がもらえるものも、幾つも、ネタを思いついては、書き出していました。
そして、私自身が、入賞しますことを想像をしまして、わくわくとしていました。寒い冬の空の下で、心は、ほかほかとしていました。
春や夏に、この文芸コンテストの結果が、全く何も来なくても、選外の通知でありましても、ショックは、小さいものでした。私の思いでは、秋ごろに、良き結果が出ると思っていました。実りの秋と言います言葉を、信じていたからでした。
ところが、全く、秋になりましても、入賞の連絡が、1件もありません。そして、気が付きますと、今は、12月です。今月で、カレンダーは、今年最後です。未だに、今年冬から取り組みました文芸コンテストの数々の中で、入賞のご連絡は、1件もありません。
秋、10月、11月には、私は、イライラしてしまっていたと思います。そのような私の心の慰めとなりましたのは、あるネーミングの募集に応募をしました所、作品は選外になってしまいましたが、記念品が、1つ、送られてきましたことでした。
封筒から、送られてきました箱を、出しました。丁寧に、慎重に、包装紙を外しました。中から出てきましたのは、風鈴でした。季節外れでしたが、それが、意外にも、新鮮でした。11月のある日の出来事でした。
そして、綺麗な音色に喜びながらも、落選の思い出を引きずってしまいそうで、前を向きますために、リサイクルショップで売りました。次のコンテストへの応募の、切手代が出来ました。
リサイクルショップのお店の方からも、置いておかれては、と言われました。
がしかし、私は、次のコンテストへ応募すること、意欲がいっぱいでした。