この記事は、2017年に投稿したものですので、今の信念の確信には到っていないところもありますが、引き寄せの法則をより深く知るための参考としてお読みください。









 There is nothing you can not be or do or have.

 あなたが、在ることができないこと、することができないこと、持つことができないことは何もない。





 
 
 この文章では、be、do、have、の順序で言葉が並べられているということに気づくことが大切です。



 普通は、持つことができるという結果を得るために行動し、幸せな在り方に成ろうと意図するのですが、そのようにいくらしても、在り方(信念、確信)がないので、結局、元の木阿弥に戻ってしまうのです。




 ということは、何よりも大切なのは、自分の信念、確信から出る波動であり、波動が整っているならば、自然にそれに相応しい行動が取れるし、それに相応しいものを結果として得ることもできるということです。



 したがって、何かを引き寄せよう、何かを得よう、何かをしよう、とするのではなく、先ず初めに自分の在り方=信念、確信とその波動だけに意識をフォーカスすることであり、それに専念することがとてつもなく重要だということです。




  つまり、自分の世界観=この世界の全体像と自分の位置がどんな位置なのかということをはっきりと決めることが前提になっているということです。




   それは、自分がたまたまこの世界に生まれたという世界観、世界が先に在って、自分はその世界に後から来たという世界観ではなく、自らが在るからこそ世界が在るのだという世界観、自分は事実として宇宙の中心であるという世界観をしっかりと持つことであり、そうでない限り、必然的に周りの状況に翻弄されるという結果になってしまうのです。
 




 ですから、初めに根源的実在=ソース(源)=気づいている現存(臨在)が在り、それが自らを拡大させようとしてこの3次元時空間世界という幻想世界を映し出して創造し、最後に自らのアバター(化身)の中から、どんな状況に在っても喜べる存在を選んで送り出したということを思い出す必要があるのです。




   根源的実在の意図と、自分の意図が一致していたからこそ、この世界に自分は在るのだということを忘れないことです。









 
  You are blessed Being;you have come forth into this physical environment to create.


 あなたは、祝福された存在だ。あなたは創造するために、この物質の環境の中に出て来た(現れた)。






 
  blessedという言葉の意味は、日本語に翻訳されている通り、幸福をお祝いするという意味ですが、それは、元々少しの暗さもない清らかな清められている神聖な存在だからこそ、その幸福をお祝いすることができるのです。




 
  元々幸福な存在だからこそ、幸福な在り方で在ることが、喜びなのであり、元々不幸な存在ならば、決して幸福であることを喜べないのです。




  つまり、本当に実在しているのは、祝福であり、幸福であるにも関わらず、本当に実在していない呪いや不幸に意識をフォーカスすることによって、それが在るかのように見えてしまうということです。

 


  それは、結果として映し出されているこの世界を現実であり、実在であると信じ込んでいることによって生まれるものであり、この3次元時空間世界という幻想世界と、個人的自我=エゴと、それから生まれる思考と感情とが、「人間ゲーム」をプレイするために在るように見えている幻想であり、同じものであるということに気づかないことが原因なのです。




  8の字の下の世界だけを見るのではなく、上の世界が在って初めて、この世界も在るのだということに気づくことがとてつもなく重要だということです。




  自分がこの世界に出て来たのは、今までには無かった(かつて在ることが無かった)過去の経験には含まれない全く新しい価値在る何ものかを生み出すためであり、そのことによって宇宙を拡大するためであり、それは本来の自然な在り方、幸福な在り方を思い出すことによってのみ可能なのです。







 
 There is nothing holding you back, other than your own contradictory thought.


 あなた自身の相反する(矛盾する)思考より他には、あなたを引き留めるものは何もない。








 この文章の中には、contradictoryという形容詞が使われていますが、それはcontradictionという名詞が形容詞になっているものです。




  contradictionは、con+tra+dic+ionに分解されます。




  conとはagainst反対することという意味であり、traは3、dicは話す、宣言するであり、ionはすることです。




 したがって、contradictionの元の意味は、3に反対することを宣言し話すことになります。




  つまり、8の字で示される実在の世界と、それによって映し出されている幻想世界と、その2つの世界を結んでいる真ん中の今ここという時間空間のない永遠無限のニュートラルなバランスの中心であるハート=スピリットとの3つで1つの意識を形成しているという事実に反対して、それとは異なることを宣言したり話したりすることなのです。









   この世界は、二元性に支配されていますので、あらゆるものに相反する対極、コントラストがあります。




  このコントラストのどちらかに片寄ってしまうと、振り子のように必ず揺れ戻しを経験することになりますが、自分が今ここという時間空間のない永遠無限のニュートラルなバランスの中心であるハート=スピリットとして在るならば、宇宙の中心として余裕とリラックスを持って生きることができるのです。




  何かを引き寄せようとするのではなく、自分自身の在り方を幸福な在り方(良い気分)にすることによって、波動がソース(源)の波動と同調し、その結果、あらゆる豊かさを経験することができるのです。




 ですから、こう成ろうとするのではなく、自分が本当に望んでいることは幸せな在り方=良い気分で在りさえすれば、自動的に現れて来るということを確信することです。



  確信のみが科学であり、疑い、疑心暗鬼は科学ではなく迷信に過ぎないのです。











 And your emotion tells you you are doing that.

  そして、あなたの感情があなたにあなたがそれ(矛盾し、左右に揺れる思考)をしているということを教えるのだ。










  コントラスト(対極)の片方に意識を置いている時、必ず、その反対の状態を想定しているのです。



  自分の頭の思考では、それが正しいと思っているかも知れませんが、必ず揺れ戻しが来るのであり、それに拘れば拘るほど、心身共に緊張し、収縮し、サバイバルモード(戦闘状態)に陥ることになるのです。



  そんな時、感情は、何か嫌な、不快な気分になって、自分が正しい道を進んでいないということを教えてくれるのです。




   ということは、先ず初めに自分の在り方を幸福な在り方に決めてしまうことが、ハウツー物やノウハウに振り回されて自分を見失ってしまうということを防ぐことだということです。





  あなたは、宇宙の中心であり、自分の宇宙を拡大することができる素晴らしい存在なのです。












   この続きは次回にさせて頂きます。







  Abraham-Hicks.Publications(引用元)








  最後まで読んで頂き、まことにありがとうございました。