2017年「レ ミゼラブル」博多座初日 | xyz622さんのブログ

2017年「レ ミゼラブル」博多座初日

前のブロクを見返してみたら、前回観たのが4年も前だったとわかり、我ながらびっくりしました。

そんなレミゼど素人の勝手な感想なので、的外れな部分もあるかもしれませんが、どうかご容赦を。
多少ネタバレありますため、お嫌な方は申し訳ありませんがお引き返しお願い致します。



前回で新演出に変わって、それからまた変更もあったのかもしれませんが、なんとなく全体的に照明が暗い。

あとバリケードがないせい(て前回もなかったはず) か盆が回らないせいか、すごく舞台が狭く見えるというか、真ん中に集まってガチャガチャなんかやってる印象が強かったです。


前回以上に、ちょっとしたところで入るセリフやガヤも増えたような。
「レミゼは台詞も歌になってる」と観始めの頃教えてもらったせいか、違和感を感じました。


映画の影響なのか、バリケード陥落後にジャベールがやって来て、ガブローシュを見つけて目を閉じてやるところや、エピローグで司教がバルジャンを迎えるところは初めて観ましたが、個人的には好きです。


あ、ただ司教さんが仮釈放の場面?で歌うところ が、どうも客席にアピールしすぎな気がしてひきました(苦)
あそこはバルジャンに対しての言葉なので、客席無視でよいかと(汗)


初ヤンバルでしたが、予想以上によかったです。
多少発音が気になる箇所もありましたが、演技も丁寧でこゼットやファンティーヌに対する優しさや、神への贖罪の気持ちもものすごく伝わってきたし、「彼を返して」であんなにマリウスへの気持ちを感じさせられたのは初めてでした。

年齢の変化もきちんと表現されているし、個人的にはとても好きなバルジャンでした。


対して吉原ジャベなんですが、うーん…評判はいいですが私はいま一歩合わないです。

元々一時期吉原さんファンだったんですが、にしてもなんかあのジャベールは違う。


前回観た時よりは確かによくはなってたと思うんですが、なんというか…ジャベールを「演じてる」感が強いというか。
前回バルジャン観た時はとても感動したので、どうしてジャベだとこんなに拒否反応が出るのか不思議なくらいです。


知念ファンティーヌは初日とは思えない安定感。
清水コゼットは喜怒哀楽がはっきりしていて現代っこぽいというか。でもわかりやすいし嫌味はなかったです。


唯月エポニーヌはちょっと歌が弱いかなという箇所もありましたが、マリウスを思う気持ちがとてもいじらしくて、とてもよかったと思います。


肝心の内藤マリウス、歌も演技も悪い!ってわけではないのに、どうも印象に残らないマリウスでした。
どちらかというと優しい雰囲気が裏目に出てるような気がします。優しさ、弱さみたいな面がやたら際立ってしまっているような。


さらに相葉アンジョルラス、声は悪くないと思うんですがなんかキャラ違い感が半端なかったような(苦)
♪世界に自由をー、のところ上げてるのはアレンジしてるのかなあ。かえって、そこだけ頑張られても…な気持ちになりました(苦)


あとKENTAROテナも初見でしたが、思ったよりずる賢い小悪党なテナで、下水道の場面とかは少し怖さを感じるくらいでした。嬉しい誤算という感じでした。

森テナ夫人はもう相変わらずというか。久しぶりに観てやっぱり声量もすごいなーとは思ったんですが、個人的にはレミゼに笑う要素はそんなにいらないので、ちょこちょこ笑いをとろう(というつもりはないのかもしれませんが)とするのが、余計と感じる時があります。


と、あれこれ書いてみましたが、明日は福井バルジャン観てきます。

今日のヤンバルがかなりよかったので、ファンながら福井バルが進化しているか心配になってしまいました(苦)



170801_204109.jpg