石丸市長の「どう喝」訴訟 安芸高田市が一審判決に不服と控訴 市民団体が市長に辞職求める
安芸高田市で市長が市議から「どう喝」があったかどうか争われている訴訟で一審で敗訴した市は判決を不服として控訴しました。
安芸高田市議会の山根温子市議が自身に「どう喝」されたとする石丸伸二市長の発言などで名誉を傷つけられたとして市長と市に損害賠償を求めた裁判では、市が先月、広島地裁から33万円の賠償を命じられていました。
市はこれを不服として9日広島高裁に控訴しました。控訴には地方自治法で議会の議決が必要ですが、市長は「時間的余裕がない」として専決処分で控訴したということです。
これに対して10日市民グループ「安芸高田市政刷新ネットワーク」のメンバーが市長あての辞職要求書を総務部長に手渡しています。
(安芸高田市政刷新ネットワーク・杉原洋代表)「裁判で負けたというのが大きな人権問題、市として恥なこと」
裁判を巡っては勝訴した山根市議も石丸市長個人への請求が棄却されたことなどを不服として控訴しています。
広島ニュースTTS2024年1月11日閲覧