女性弁護士の自殺「性的行為が原因」両親が訴え 勤務先の元弁護士の男性が控訴 大分



テレビ大分

 大分県内にある法律事務所の女性弁護士が自殺したのは、勤務先の弁護士だった男性に性的な行為をされたことが原因だったとして、男性側に対し損害賠償の支払いを命じた一審判決を不服として、男性側が控訴したことが分かりました。

この裁判は2018年、大分県内の法律事務所に勤務していた女性弁護士が自殺したことを巡るものです。

訴えを起こしたのは女性弁護士の両親で、事務所の代表弁護士だった男性から複数回に渡り性的な行為をされたことが原因だったとして、男性などを相手取り損害賠償を求めています。

被告側は「行為は自由恋愛の結果で、自殺との因果関係はない」などと主張しています。

一審の大分地裁は今月21日、両親の主張を認め被告側に対しおよそ1億2800万円を支払うよう命じました。

この判決を不服として、被告側が26日、福岡高裁に控訴したということです。

被告側の弁護士は「意に反する性行為があったとする点が事実誤認」とコメントしています。 

テレビ大分2023年4月27日閲覧