以前交際していた女性を車に監禁してけがをさせた上、性的暴行を加えたとして強制性交などの罪に問われている男の裁判で、弁護側は「強制性交は2人の間で同意があり、成立しない」と、争う姿勢を示した。

起訴されているのは、秋田県中央部に住む犯行当時19歳の男。

男は2022年10月、秋田市の商業施設の駐車場で、20代の元交際相手の女性の車に無理やり乗り込み、女性が助手席から逃げ出す際に右足をドアに挟ませ、けがをさせた。その後、女性の首を絞めるなどの暴行を加え、性交に及んだとして、監禁致傷と強制性交の罪に問われている。

17日の冒頭陳述で、検察は「被告は被害女性と交際していたが、暴力などが原因で別れた。しかし被害者への未練から、去年被害者の家に窓から侵入し、首を絞めるなどの暴行を加えた」と指摘した。

一方、弁護側は、性交に及んだことについて「被害者と同意があった」として、強制性交の罪は成立しないと主張。監禁致傷の罪についても一部内容を争うとした。

次回公判は、5月11日。

秋田テレビ2023年4月18日閲覧