対決列島 甘いもの国盗り物語人気No.1企画。いよいよ待望のDVD化! 「対決列島」は、ただ名物の甘いもので早食い対決をしながら北海道から鹿児島まで日本を縦断していくだけの企画である。 そんなマニアックなもの。誰が見るんだ。そんなイベント性のないことでテレビになるのか。そんなゆるいことをして面白いテレビはできるのか。 事前に考えれば考えるだけ危険がいっぱいに思えて手を出す同業者はいないだろう。 だからこの「対決列島」という企画は、 日本テレビ史上前人未到であり、この先だって誰も成しえない金字塔なのである。 人がものを食うのはごく日常的な風景である。珍しくもない。だが、相手より早く食べねばならない、好きじゃないものを食べねばならない、相手の得意分野で闘わなければならない。なのに負けたらアラスカの川でカヌーをこぎながら毎晩森でキャンプをしなければならない。 なぜ?意味が分からない。 この、悪夢としか思えない緊張で、もともと喉を通らない甘いものがますます喉を通らない。 「お前、ブ男だな」 「おめぇこそちゃんと音録れてんのか?マイクがオレの髪に刺さってるぞ」 上の写真は移動のフェリーの中でも対決の姿勢を崩そうとしない番組のチーフDとメインMCの睨み合いである。その間、他の出演者は放って置かれるのだ。 そこにあるのは緊張感なのかユルサなのか。 番組全体の空気と同じく、瞬時に判断はつかないのである。 「対決列島」。