ウクライナから隣の国・ポーランドに避難した人は、172万人を超えた。 現地の状況について、ポーランド・ワルシャワから、立石修記者が中継で伝える。 国境を越えてきたウクライナの人たちの多くは、ここ、ワルシャワ中央駅から各地へ向かって旅立つ。 現在は午前8時だが、多くの人たちが、すでに集まり始めている。 ここは、いわば避難してきた人たちのハブステーションであり、ボランティアもさまざまなサービスを提供している。 ここでは、24時間態勢でコーヒーなどの飲み物が提供され、軽いスナックなども配布されている。 そして、医療ステーションにはいろいろな薬が用意されていて、避難してきた人たちの症状に合わせて、無料で配布される。 そしてSIMカードの配布ポイント。 ウクライナのパスポートを提示すれば、これも無料での配布になる。 これらの活動を支えているのはボランティアだが、仕事を休んだり、学校の休暇などを利用しながら活動していて、長期に及んだ場合は、活動を続けられるかどうかは厳しい状況。 ワルシャワ市長は、ウクライナからの避難者が人口の15%超に達したとして、受け入れは限界に近づきつつあるとしている。 今世紀最大級の人道危機に、日本も含めて各国が一致して対応することが、今求められている。

FNN2022年3月15日閲覧