警視庁少年育成課は14日、17歳の少女に個室で男性客にわいせつな行為をさせたとして、東京都台東区台東、慶大大学院生の水上裕一朗容疑者(33)を児童福祉法違反と風営法違反で12日に逮捕したと発表した。

逮捕容疑は、4月17日に千代田区内のレンタルルームに18歳未満であると知りながら17歳の少女を派遣し、男性客にわいせつな行為をさせた疑い。

水上容疑者は派遣型風俗店「ゆるめろでぃ」を経営。店舗は置かず、携帯電話やLINEで客を受け付けて、JR上野駅や御徒町駅周辺で個室を客に貸し出すレンタルルームやホテルを推奨し、客が指定した場所に少女を派遣していた。

「ゆるめろでぃ」の公式サイトによると、18年8月から営業を開始した模様で、簡単なハンドマッサージなどを行うリフレコースが30分4000円から120分1万5000円まで5コースが設けられていた。女性スタッフによって異なるオプション、コスプレなどのメニューもあったという。

また派遣されていた女性スタッフのものとみられるツイッターアカウントには、大学入試センター試験のため店を辞めるなどの記述もあり、女子高生を複数、雇っていた可能性がある。また同アカウントには、池袋でも同種の営業を行っていたと記されていた。

ゴールデンウイーク中の4日からは「業界完全未経験」などをうたった体験入店の少女を派遣する予定など、女性スタッフの出勤予定には過激な宣伝文句が並んでいたが、水上容疑者が逮捕された当日の12日以降、女性スタッフの予定は空白になっている。

慶大広報室は、日刊スポーツの取材に「報道された人物と同姓同名の学生がいるのは事実ですが、同一人物であるかを含め大学でも事実確認をしています」とコメントした。

日刊スーポツ5月14日