過去の“恋愛呪縛”を解いてくれるのは誰!?〜不機嫌女子のぼやき

常日ごろから、男ってやつは!とか、(同性ながらも)女って恐ろしい…とか、ムッとすることって多々ある。 でもそれを上手に心の内に隠しながら、オトナ女子へと変貌すべき年齢になってしまったワタシ、アラサー27歳。その経験則が、何の役にも立たないこともあるもんです。 

過去の恋愛の呪縛、いくつかあるよね。

GINGER世代ともなれば、きっと恋愛のひとつやふたつ、
終えてきた方も多いでしょう。
学生時代から始まり、社会人になって人との付き合い方に多少の変化を感じつつ、ひとつ終わるたびに

「あ、これはやっちゃいけないんだな」
「あの振る舞いで私ってこう見られてたんだ」
などなど「こうしたら、こうなる」という経験則が蓄積されてく。
それを大事に持って、今度こそ、と
「終わらない次」をまた始める私たちです。

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©GINGERweb

しかしこの「次をもっと良くするため」や
「失敗しないため」に守ってきた経験たちが、
かえって自由を奪っているということが多分そう少なくない。

良かれと思ってやったことが裏目に出たり。
まさに恋の呪縛・・・。(しかし絶妙にダサいフレーズだなぁ笑)

呪縛を解いてくれるのは彼か?誰か?

例えば過去に「メイクをしている方が好き」と言われた(またはそんな態度を感じとった)場合、何となくすっぴんの自分には自信がなくなって常にフル装備でいようとする。

でも次に出会った人が「すっぴんの方が好き」と言ったら?
全然違う価値観や尺度を持った人だったら?

後生大事にかかえていた呪縛(経験則)は
何の役にも立たないものだったと知ることになります。

「私はこうしなくてはいけない」なんてことは無い。
もとを辿れば、過去たった1人の相手との間で起こった出来事だったりするのです。

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でもそのとき「この人が私の呪縛を解いてくれる人だ!」と思うのは危険。
そうとは限りません。

それは誰もが、その人の尺度で物事を見ているし、人に接しているだけだからです。

「その調子で残りも全部解いてちょうだい」なんて言っても
何のことか分かるわけがありません。(ただそう思える人に出会うことはとても素敵なことですが)

ひとつ何かを解いてくれたと思った人が、
今度は新たな呪縛の種になるかもしれないわけで、
どちらにせよ、その経験を呪縛に変えてしまうかどうかは自分次第。
想像出来ていたかもしれませんが、
あくまでも自分が自分に課しているものは自分で解いていくしかないんですよね・・・。

自分を許すこと、大事にすること。
よくいう「人に愛されたいならまず自分を愛しなさい」的なことの意味が、
何となく分かってきた気がする4月のはじまり。

イラスト・文/なまいちほ4月1日