12月4日全日本プロレス横浜文化体育館、世界最強タッグ決定リーグ最終戦の観戦記です。
第1試合
○AKIRA VS 中之上靖文×
AKIRAの貫禄勝ち。中之上は何もできなかった。AKIRAのうまさ、強さが際立っていた。
AKIRA得意のムササビプレスで中之上を沈める。
何のテレビ関係か知らないが、(たぶんTVK)子供たちがリングにあがってきて、
子供たちがリングアナやセコンドをやっていた。
こういうところは全日本の明るく楽しいプロレスだ。
そしてこれから世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦が5試合行われる。
ここまでの点数は
船木、河野組、大森、征矢学組、曙、浜組、関本、岡林組、B・ダディ、J・ドーリング組が10点
それに真田、KAI組が9点で続くという大混戦。
第2試合
○金本浩二、田中稔 VS 太陽ケア、渕正信×
両チームともに優勝戦線から脱落しているので消化試合になってしまった。
金本の顔面ウォッシュ、渕のボディスラムなど見せ場を作り、
最後は金本のアンクルホールドで渕がギブアップ。
太陽ケアの存在感が薄かった。
第3試合
○KENSO、カズ・ハヤシ VS ビッグ・ダディ、ジョー・ドーリング×
相変わらずKENSOはわけがわからない。
ダディとドーリングが圧倒するが、カズがダディを丸め込んで勝利。
これでダディ、ドーリングの脱落が決まった。
KENSOは試合後のマイクで存在感をアピールしていた。
こういう選手も一興行としては欠かせない存在だ。
第4試合
○諏訪魔、征矢匠 VS 大森隆男、征矢学×
征矢学と征矢匠の兄弟対決から試合は始まる。
しかしアゴを負傷している匠が捕まってしまう。
ところどころに鋭いキックを放ったりして新人離れしたところを見せる匠。
諏訪魔はさすがの貫禄だ。
最後、諏訪魔を征矢学が追い詰めるが、諏訪魔の返し技で逆転勝利。
これで大森、征矢学が脱落。
第5試合
○真田聖也、KAI VS 関本大介、岡林裕二×
現アジアタッグ王者の関本、岡林は強い。
真田、KAIも若さをいかして対抗していく。
熱戦の末、真田の回転足折固めがきまり勝利。
これで真田、KAIの優勝戦進出がほぼ決まり、関本、岡林が脱落。
第6試合
○船木誠勝、河野真幸 VS 曙、浜亮太×
曙、浜の体重を生かした攻撃が目立った。
曙が浜に指示したり激励していたことが印象に残った。
最後は船木のハイキック一撃で勝負を決めた。
これで船木、河野が12点で1位、2位で11点の真田、KAIとの優勝決定戦が決まった。
ここで休憩
第7試合
情熱バカ×変態レスラー魂の3番勝負第3戦
○大和ヒロシ VS 佐藤光留×
休憩後の試合でなんでここに組まれたのだろうと思っていたが、
試合が始まって、わかった。
バチバチと激しい試合なのだ。
観客は圧倒的に大和を応援している。
腰を痛めていて、そこを狙われて大和の苦しい展開。
しかし大和はあきらめない。
大和が全日本ファンの心をつかんでいるのがわかった。
ものすごいヘッドバットで自ら流血してしまう。
そしてクロスアーム・スープレックス・ホールドで歓喜の勝利。
大歓声の中、ケニー・オメガにとられてしまっている世界ジュニアへ挑戦をアピールする。
第8試合
○秋山準、ケニー・オメガ、石森太二 VS 武藤啓司、近藤修司、AKIRA
武藤、近藤とBUSHIが組むはずだったが、BUSHIの体調不良のためAKIRAが2試合目を行った。
三冠王者の秋山と挑戦を表明している武藤がいきなり対決。
ぞくぞくするような対戦だ。
お互い手の内を探るような展開でグランドに強い武藤のよさが出ていた。
とにかく武藤の存在感、オーラのようなものが凄い。
6人がそれぞれ持ち味を発揮して熱戦を展開していく。
最後は秋山がAKIRAをリストクラッチ式エクスプロイダーで沈めた。
いやー素晴らしい戦いだった。秋山も武藤もよかった。
ここで大森が登場。
大森が秋山の三冠に挑戦のアピールをした。
う~ん、大森と秋山の三冠戦も見てみたい。
どうなる次期三冠戦?
第9試合
本日のメーンイベント
2011世界最強タッグ決定リーグ優勝戦
○真田聖也、KAI VS 船木誠勝、河野真幸×
総合格闘技出身の船木と河野、鋭いキックと関節技で若い二人を圧倒する。
KAIは関本、岡林戦で首を痛めたのか、一方的に攻められる。
真田も船木のキックを受けて戦闘不能状態。
序盤から中盤にかけてほぼ船木、河野の一方的な試合。
しかし若い二人のあきらめない力が後半爆発する。
河野に絞った二人はKAIのスプラッシュプランチャー、真田のムーンサルトプレス、
そしてとどめのKAIのスプラッシュ・プランチャー!
真田、KAIの優勝が決まった。
試合開始してほぼ3時間40分
かなり疲れたが、若い二人の優勝で全日本の未来が見えた一戦になった。
全日本プロレスの観戦は三沢たちが大量離脱してから始めてとなった。
明るく、楽しく、激しく、新しい戦いであった。
武藤全日本が育てた新しい選手の活躍が目立った。
ブードゥーマーダーズの時の全日本はあまり好きではなかった。
そしてヘイトの事件が起こり、悪いイメージが残ってしまったが、
今日の戦いを見て、全日本が新しく生まれ変わろうとしているのが感じられた。
この日も観客は少なかったが、こういう熱い試合をこなしていれば、やがてファンも戻ってくるだろう
今の全日本を体感できて大変満足のいく大会でした。
長々と観戦記を書いてきましたけど読んでくれた人、ありがとうございます。
写真が一枚もないので退屈かと思われますが・・・
最後にまたポスターを
終わりです。