踏切事故の原因と対策
時速120km という事が強調され、現代の速いスピード感の中で発生したとの印象がありますが、さてどうでしょうか。
京急の踏切事故について素人ながら少し書いてみたいと思います。
運転手はこれまでに3回同じ仕事をした経験があったようですが、それまでと違ったのはインターチェンジで5日ほど前から工事が行われ、通行止めになっていた事です。
別のルートを行けばアンダーパスに高さ制限があって入れず、線路沿いに進みました。
この道は 大型車通行可 です。
狭い道に入り込んだ、と報道され、まるで 大型禁止 の道を違法に通ったかのような印象がありますが、通行可 なら抜けれなければなりません。
何しろそこは 高さ制限 のために 迂回 させられた道です。
ところが左折できず、30分も立ち往生していました。
駅と接した踏切ですので人は多く、京急社員の歩く姿も映っています。
今後、運転手の過失の割合が判断されると思いますが、亡くなっていてそれは高くなってしまうのかも知れませんが、どうか可能な限り低くして頂ければと願います。
工事中
→ 高さ制限
→ 大型車通行可
→ 立ち往生
これは気の毒な気がします。
ここでの大型車の立ち往生は初めてでないらしいですので、ぜひ配慮を期待します。
なぜ助けを呼ばなかったのでしょうか。
私は叱られる、罰せられる、事を恐れたのではないかと思います。
つまり人々は正義感を高めていて、迷惑な人を叩く、非難する傾向が強くなり、その事で今度は互いに委縮してしまっている気がしてなりません。
要するに 炎上 のような事です。
自分はそうではない、そうはならないぞ、と言う強い自信があり、万が一そのような状況になったときに助けを呼べなくしている。
それは非難する側もされる側も同じように委縮させる効果がある。
助けを呼ばなかった、のでなく、呼べなかった。
そういう少し キツイ 社会になってないか、と危惧します。
気軽に助けを求める事ができるのが理想であるなら事故の原因と対策は、炎上しない社会になる事、です。
瞬間的な事故でなく、駅に接した極めて人の多い場所で30分も時間があった後に発生したものだという事を、考えてみたいと思います。