温暖化 1
空気中に酸素は20%含まれ、80%は窒素ですので、この二つでほぼ100%に近いわけですからCO2、二酸化炭素はごくわずかで1%より少なく、0.1%よりも少なく、0,035%しかないそうです。
では温暖化の原因と言われるヒトが出すCO2の1年間の量はと言えば、そのさらに1%未満。
世界の排出量は72億トンで2015年の内訳は
1位 中国 28% 2位 米国 15% 3位 インド 6%
4位 ロシア 5% 5位 日本 3%
1997年の京都議定書で、削減を義務付けられたのはこのうち日本だけで、1位~4位の4か国で55%を占めるのに、3%の日本だけが責任を負わされました。
日本の義務は6%の削減だったのですが、ここにもからくりがあり、その基準は1990年でしたが削減の期間は2008年からの5年で、その開始時点で既に基準年から8%以上増えていて、6%と合わせると実際には15%という事になっていました。
ではこれは大気のどれくらいでしょうか。
0.035%のCO2の1%未満のうち、日本が出す3%を6%減らす、ということですので気が遠くなるほど僅かです。
このCO2は自動車や発電などの燃料から排出されるのでしょうけれど、人間の呼吸による排出は算入されていません。
ではこれを調べてみましょう。
1回に吐く息は500ccほどで、うちCO2は4%含まれるので、1分で400ccくらい、重さで1gほど出す。
1時間で60g、1日で1.5kg、1ヶ月で45kg、1年で0.5t。
日本の人口が1億人だとすれば吐く息のCO2の合計は年0.5億t。
一方、燃料からの排出は72億tの3%なので2億t。
うーん、燃料からの排出が呼吸による排出の4倍しかない、と言うのは意外です。