目が見えにくい 2 ステロイド
その時、その時はバラバラで全く関連が分からなかった様々な事が、あとから繋がって理解されてくる、と言うのは時々ある経験です。
9年前、皮膚炎になり、ステロイドを塗って、目が充血し、眼科でステロイドの治療をして、網膜炎が悪化した。
この9年前の一連の出来事がつながったのは、同じことが再び起こったからでした。
また皮膚炎になり、ステロイドを塗り、目が充血して、やがて網膜炎が再発しました。
皮膚炎のステロイドの治療の段階で9年前の教訓があれば気を付けたのですが、これらの関連を疑ったのはずっと後からで、遠い記憶をたどってやっと疑いを持つようになりました。
私の罹った網膜炎は男性に多く、そして再発もよく見られるとの事で、ステロイドの治療をするときは注意すべきです。
もし目が充血すればそういう重大な病気の前兆の可能性があり、しかも目の専門の医師さえ見逃しがちですので、自分がまずは知った方が良い。
さらに、実は父も同じ病気だったのではないかと今になって考えるようになりました。
父は若いころに高熱で目が見えにくくなり、しかし眼科に行くこともなくその見えにくいまま70年ほど生活して亡くなりました。
私は網膜炎で目が見えにくくなり、男性に多い、と聞いてもすぐにはピンときませんでしたが暫くしてやっと、あっ、遺伝かも知れない、診察を受ければ父も網膜炎だと診断されていたかもしれない、と思いました。
見えにくいというのは実に不便で、記事の更新もできずにいました。
70年もの間、ずっと不便だったのに、それを受け入れ、周囲に言わないだけでなく病院にさえ行かず穏やかに逝った父。
見えにくくなって初めてそれを知りました。
ステロイドの治療の時に、見えにくくなる網膜炎になるかも知れません、遺伝的に親族に目の悪い人はいませんか、そんなことを聞く医師はいませんし、患者サイドには尚の事あまり知られていないと思いますがネットで検索すれば出てきました。
めったにない事、であってもありうることですのでどうぞよろしくお願いします。