三つの扉 その2 | xyavのくしゃくしゃブログ

三つの扉 その2

このゲームは1963年から1977年まで米国で放送された番組で繰り返し取り上げられ、司会者の名を取ってモンティ・ホール問題と言われ、書籍も出版され論文も発表されているようです。


統計を専門とする学者などからも多数の反論、つまり勘違いした意見が寄せられ、それほど人は錯覚してしまうという事です。


天才数学者と言われるポールエルディッシュは、正解を間違いだと断言し、詳しく解説を聞いて、設定の説明が不十分だったと叱責したというエピソードが残っています。


論理的思考に確信を加え簡単に様々な思い込みをしてしまっていて、それに私たちは気付いていない事をこの問題は教えてくれます。


三つの箱があり、一つがオープンになった、残りが二つになった、この時、選んだ箱をもう一つの別の箱に必ずチェンジしなければならいのに、これができない。


中は分からないからどちらも同じ、だから変えるよりむしろ変えない方が良いんじゃないか、そう多くの人が思ってしまう。


しかし見た目は同じでも新しい箱にこそ多くの期待値が詰まっていて、中は見えなくても古い箱は期待値は低い、チェンジこそチャンスを高める、それをこのゲームから読み取る教訓としてみたいと思います。