周りでは
あちこちいろんな木が紅葉してる。

秋だねぇ…

🍁

きっと
小網代の森も紅葉してるに違いない。

この地に引っ越してきた頃は
バス通りから森を見下ろせる所があって
素晴らしい紅葉を観られたんだよね。

今は
通り横の木が成長して
全然見えなくなっちゃった。

これは行くしかあんめぇ。

以前は
車を置く所が無くて
家から歩いていくか
バスで行くしかなかったけど
今は広い駐車場のベイシアが出来て
ここに車を停められるから
すごく便利になった。

しかも
小網代の森の
インフォメーションセンターが出来て
まずそこで予習してから
森を楽しめる。

さらに
森から帰ってきたら
コーヒーなんか飲んだり
お弁当食べたり
富士山を眺めながら休憩したり
買い物して帰る事も出来るのだ!
なんて素晴らしい✨

興奮しつつ森へ。



小網代の森は
源泉から河口まで
道路などで分断される事なく
キープされている
非常に稀な森。

詳細はこちらの記事を

森に足を踏み入れると

バス通りから

ほんの少し入っただけなのに

めちゃくちゃ静か。


いや。


うるさい…


😅


ヒヨドリ

スズメ

カラス

コオロギ


そして

画眉鳥(ガビチョウ)




最近
爆発的に増えている
タイワンリスは
カラス山椒をカリカリ。

カラスが叫んでる。

「ちょっと!
それワタシのなんだけど💢」

さまざまな生き物の
賑やかな声に包まれ
あちこちで
カサコソカサコソ
何者かの気配を感じつつ
河口に向かう。

周りには誰も居なくて
マスクを外して深呼吸。

😌

しっとりして
澄み切った空気が胸いっぱい。
鼻の穴が
3倍くらいになった気がする。

まず
迎えてくれたのは
鮮やかな紅色のカラスウリ。


 



こちらも
鮮やかな紅葉を観せてくれる
これは…漆かな?


 


「綺麗な葉には毒がある」
漆と知らずに草笛を吹いて
半年間入院した人が居ると聞く。
綺麗だからって
頬ずりしてはならぬ。


 


ここ最近
風の強い日が多くて
葉っぱが飛ばされてしまったのか
余り紅葉はたくさん観られなくて残念。

でも
その代わり
綺麗に色付いた実があちこちに。



1枚目はオナモミ。
トゲトゲの先には
ちょこっと返しが付いてて
子どもの頃
「ひっ付き虫」って呼んで
友達と投げ合って遊んだなぁ…

2枚目は
野生の(って変か?)紫式部。



こっちは
クサギ。
臭木なんて
ヘクソカズラの次にカナシイ名前なのに
ターコイズの実と
赤紫色のガクが美しい。

でも臭いんだよね…

そこら中から生えてくるし。

めちゃ厄介なんだよ…



青いのは薮茗荷。

葉っぱは
茗荷そっくりなのに
花も実も
茗荷とは似ても似つかない。

ふと見上げると
オレンジ色の丸いのは柿。

残ってるトコ見ると
こりゃ渋柿だね。

森を降りてくると
やがて平らな湿地帯に。

ここは今
ススキがいっぱい!


 


午後の日を浴びて輝いて
逆光で見ると
なんて美しい!


 


通りかかったおばちゃんが
「仙石原なんて行かなくても
ここで充分綺麗だわ!」


小網代湾に到着。



振り返って
えのきテラスを見る。


右の方にあるのは眺望テラス。

眺望テラスからの眺望。


 


手前にあるのは
昔の橋。
以前はあそこが道だったんだけど
何年か前のデカい台風で崩れてしまった。
小網代の森も大きなダメージを受けて
何年もの間閉鎖されていた。
それを
有志の方達が
大変な時間と労力を費やして
ここまで整備して
やっと公開する事が出来たんだよ。

公開されてからも
度々の台風で
木が倒れたり
土砂崩れを起こしたり
草が生い茂ったり
遊歩道が痛んだり…
その度に手入れをして
やっと保てられている自然。

散策させてもらう人は
それを知ってないといけない。

歩いていると
空き缶やプラごみが
あちこちに見られる。

とても悲しい。

どうして
この美しい自然の中で
そんな事が出来るのか。

私達も
こんな自然の中の
ほんのちっぽけな一部でしかないのに。