マミーが来た。

例によって 畑仕事しに。


せっかくなので
1日休みをもらって
近所のを散策しに出掛けた。

この森は
水源地から河口までが 道路や他の施設などに分断されてない
完全な状態で保存されてる
関東ではかなり希少な森。

保存されてるって言っても
ただ何も手を出してないって訳じゃない。
風や波の影響で
どんどん土地が削られて
荒れ果て
一時は閉鎖されていたのを
ボランティアの方達が
5年もかけて
手を入れて
草木を植えたり
カニの為に草を刈ったりして
動植物を守っているんである。

その上で
綺麗に整備されて
遊歩道が設置され
今年 一般公開される事になったのだ。
 
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河口には
干潟と湿地が広がっている。

干潮になると現れる地面には
何種類ものカニがハサミを振って
そのカニや小魚を狙って
鳥が集まる。
 
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先日のクリーンアップの時に
キッズが
カニや小魚を捕ってたトコは
満潮で すっかり海になってて
ウミウがいっぱい飛んで来たよ。
 
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干潟の辺りから森を見る。

湿地には3種類あるんだと
先日のクリーンアップの時に習った。

森を整備する際
動植物を守る為に
この3種類の湿地を作ったのだと。

まずは
ここにも写ってる
草原タイプの湿地 「ボグ」「フェン」

葦や茅なんかが
ワサワサ生えてる。

小学生時代
その実を集めて糸で繋ぎ
ネックレスを作った
「数珠玉」
も いっぱい生えてた。
懐かしいなぁ。

 
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「マーシュ」
栄養分豊富な泥がちの湿地。

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泥の中には
あちこちに水溜まりが出来ていて
錆や油が浮いてる。

通りかかるオバちゃん達が
「汚いわね~」
なんて言ってるが
これは
この土地が鉄分豊富で
それを食べるバクテリアが元気な証拠。

実は
この森は
昔から皇室と深い関係があって
森の中心を流れる「浦の川」は
皇室では 「鈴の川」という。

川のほとりの葦や菰の根元に
豊富な鉄分が付いて固まり
中の植物が朽ち
鈴のようになった物を集めて
鉄を精製したのではないか

ボランティアのリーダーさんは推測する。

面白い♪


そして
木が生えてる湿地
「スワンプ」
 
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この柳の木は
総て ボランティアの方達が植えた物なんだって。

ただ闇雲に整地するんじゃなく
その土地の生き物が
彼ららしく生きられるように 考えられてるんだね。

そんな事も
クリーンアップに参加しなければ 分からなかった。

こういう話って
知ってるのと
知らないのとでは
同じ物を見ても
全然 感じる事も 考える事も違ってくる。

良い機会をいただいたものじゃ。

感謝しつつ
「浦の川」沿いの散策路を溯る。
 
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10分も歩くと
周りは すっかり森の中。

ヒヨドリや
名前も分からない鳥の鳴き声しかしない。

いやぁ~

静かだねぇ。。。

浦の川も 随分細くなって
チョロチョロ流れてる。

水源地も近いかな?

13年前から
ずっと行きたかったんだよね。
ここの水源地。

またしばらく溯ると
 
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ありゃ!
浦の川のチョロチョロが
遊歩道から逸れていく。

でも
きっと
この先ちょっと行ったトコなんだね。

あのモシャモシャ辺りかな?

あそこで
ポタンポタンと垂れた水が
森の中をチョロチョロ流れて
河口までたどり着くんだね。

やっと来られた。

なんだか嬉しい。
 


せっかくこんな自然が身近に保存されてるんだから
小学校も もっと活用すると良いのにね。

空気は良いし
木や
鳥や
言葉では表現出来ない「なにか」が
身体に染み込んでくる気がする。

歩きながら
マミーと いろんな話をした。
自然の話
マミーの話
実家の話
キッズの話
仕事の話
私の話
元夫の話

のんびり話しながら
ゆっくり散策するのも良いねぇ
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さて!

お腹が空いた!

早く くろば亭さんに行こう!

\(≧▽≦)/