裁判員 | たんたん♪のブログ

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自由気ままに・・・

8月に特別送達で送られて来た通知に従って

9月下旬に東京地裁に…

 

(裁判や評議の内容を、ここに明かせませんが)

 

 

 

 

 

当日呼ばれたのは、

僕を含めて約30人ほど。

 

先月通知された日程のうち

急遽、身内等が入院したり

大事な仕事等が入ったりした人たちに対して

担当の裁判長等と個別に相談して

辞退することができるそうで、

7人が相談していました。

 

裁判所の発表では、

残りの人たちの中から

コンピューターでランダムに選び

(実際の手順は分からず)

6名と補充裁判員1名が発表され、

その6名の中に入ってしまった。(笑)

 

その他の人たちは、

残り今年いっぱい、候補のままで

後日、また呼ばれることがあるそうです。

 

また、この時に、

担当する事件の内容を告げられ

殺人事件等の凶悪事件でないし、

裁判日程も4日間と短期間で良かった。

 

後で、裁判官の人から教えて貰ったのだけど

検事側と弁護側双方で

証人を複数立てたり

証拠も複数提出したり

被告人が罪状認否をしなかったりして

裁判日程が150日間を超えたことがあったそうで、

そうなると、約5ヵ月間、

通常の仕事にも影響するワケで、

今回は、良かった方なのかも…。

 

 

 

裁判が始まり

休廷や昼休憩のたびに

地裁内の評議室と法廷を往復する一日。

裁判長と二人の裁判官に

僕たち裁判員が、

被告人の陳述、証人の証言、

提出された証拠だけで

評議していきます。

勿論、ネットやニュース等で明かされた内容があったとしても

それらは証拠になりません。

(休憩時間以外、スマホ等は使えません。)

 

 

今回の被告人は、罪状認否をしていて

争点は、量刑のみ。

再犯から間もないので、

執行猶予はつかないものの

自首をしたので、量刑を半減にすることができるそうで、

どの程度にするのが妥当なのか?

今回の事件では、5年から20年の有期刑に加え

無期ならびに死刑を宣告することができるそうで、

今までの同様な事件の判例に照らし合わせて

量刑を決めるのですが

その判断基準が難しい。

ほんと、苦慮しました。

 

 

逆に、複数人を殺害した被告人だったら、

「死刑」でもやむを得ないよね? と考えたら、

悩まずに済んだのかもと思ったりしていました。

 

 

 

 

判決を言い渡した後

評議室に戻ってきて

やっと「終わった!」と

他の裁判員の人たちと

一緒に、安堵の声が…。(笑)

 

 

そして、裁判長から

裁判員としての職務に従事した証明書とともに

記念品のバッジを頂きました。

その際、「ネット等に出品しないように」と

笑いを誘っていました。

 

 

 

 

今回の裁判、

被告人の今後を決めるワケですので、

被告人が犯した罪とちゃんと向き合って

再犯しないことを願うばかりです。

 

 

 

担当した事件が、惨殺事件で、

むごい姿の被害者の画像を見ることなく終えて

正直、良かったと思っています。

 

そして、今回担当してくれた

裁判長と二人の裁判官、

素人の裁判員に

裁判のシステムないしは

評議の仕方等

優しく分かりやすく教えて頂き

無事に終えることが出来ました。

ありがとうございました。

 

 

 

とにかく、

ほんと、精神的に疲れました。

 

 

 

 

 

 

最後に、隣の

法務省旧本館をパチリ。

 

 

法務省旧本館(赤れんが棟)フォトギャラリー

 

 

 

 

 

都内に残っている

美しき明治時代の建造物の一つ

赤いレンガが青空に映える!

 

 

 

 

 

 

この館内に

法務史料展示室ならびに

メッセージギャラリーを

入場無料で一般公開しているそうで

平日の昼間だけという

高いハードルですが、

覗いてみたいなと思いながら

霞ヶ関を後にしました。