始めに

2022年の楽曲10選です。今年は色々あって (平日はお仕事、週末ライブに行きすぎ) あまり曲を聞けていた気はしないのですが、よく聞いていた曲を中心に10曲選ぼうかなと言う感じです。とりあえずオールジャンルなので脈絡はないです。なお1アーティスト1曲で全10曲です。あと2022年に出会ったアーティストも少し書いています。

これが私の選択か…

曲順はリリースの早い順です。

 

 

(1) HERO / Vaundy

作詞:Vaundy 作曲:Vaundy

2022年2月21日リリースのEP「裸の勇者」収録。今をときめくVaundy君、表題も勿論良いのですが個人的にはHEROが一番好きですね。イントロからディストーションの利いたギターのダークなフレーズから入るのもかっこいいですし、サビのメロディーも良い。そして1サビ/2サビは抑えつて踏み台にしつつ、大サビに全てを集める曲構成に感動します。素晴らしい。

 

Vaundyは他にも「瞳惚れ」とか「CHAINSAW BLOOD」、「恋風邪にのせて」など良い曲の量産体制に入っていて恐ろしい才能と自信に満ちていて感服するしかないですね。紅白も決めましたし間違いなく2022年を代表するミュージシャンでしょう。

 

2022年に「出会った」アーティスト#1。2020年リリースの1stアルバム「strobo」で知ってはいたのですがその時はややおとなしい印象でそこまで記憶には残らず…。再発見したのは8月に札幌で開催されている音楽フェスRISING SUN ROCK FESTIVALでVaundyが出演キャンセルになり急遽代役で出演した藤井風がVaundy楽曲をカバーしたのを聞いて。これあまりにも急だったのでさすがに見に行けなかったのですが、YouTube LIVEでリアルタイム配信されていました。ここで最近のVaundy楽曲の良さを知り過去曲を聞きあさり一気にハマった結果、9月頭の武道館ライブを当日券もぎ取って見に行くまでになりました。ライブパフォーマンスも凄まじいですし、2023年はホールツアーにアリーナ―ツアーまで決まっていて来年の一層の活躍がとても楽しみなアーティストです。

(2) まつり / 藤井風

作詞:藤井風 作曲:藤井風 編曲:Yaffle

2022年3月23日リリースの2ndアルバム「LOVE ALL SERVE ALL」のリード曲。藤井風の得意とする和+ダンサブルなジャズで、日本人ならとにかく体を動かしたくなりますね。スタジアムライブではセットリスト最後の曲で、〆に大きな花火が飛んでいたのも印象的でした。「死ぬのがいいわ」の世界的ヒットが記憶に新しいですが「まつり」も負けず劣らずいい曲です。

(3) 回夏 / cadode

作詞:koshi 作曲:eba 編曲:eba

2022年4月27日リリースのシングル表題曲で、TVアニメ「サマータイム・レンダー」の第1クールED主題歌。不穏さを感じさせる不気味で、しかしながら心地よいサウンドとメロディーが病みつきになる曲です。

 

cacodeはアニソン作家としても著名なebaさんプロデュースのアーティストで、とてもいい曲をリリースしているので今後も注目です。

(4) ライフ・イズ・ビューティフォー / ReoNa

作詞:傘村トータ 作曲:傘村トータ 編曲:荒幡亮平

2022年5月11日リリースのEP「Naked」から。可愛いらしいイントロから始まり、絶望系シンガーを標榜するReoNaにしては珍しく、ひたすら前向きで明るい曲なのが特徴です。Nakedツアーでもセットリスト最後の曲でした。「ケセラセラ、生きてりゃいいのよ」、心が軽くなりますね。

(5) Believe like Singing. / ヒーラーガールズ

作詞:松井洋平 作曲:高橋諒 編曲:高橋諒

2022年5月25日リリースの両A面シングルで、声優アーティスト楽曲大賞でも選曲。メロディーとハモリコーラスの美しさにしびれた曲です。

 

ヒーラーガールズを知るきっかけになった熊田茜音さんが2022年に「出会った」アーティスト#2です。元々2020年2月のアーティストデビュー「Sunny Sunny Girl◎」のタイミングから認識はしていたのですが、どちらかと言うと元気いっぱいなアニソン系シンガーの印象で見ていました。印象が変わり始めたのは2022年11月リリースのデジタルシングル「ネムルトビラ」からで、しっとり系の曲の方もむしろ良く似合うということで注目し始めていました。

そこから1年越しで2022年2月にリリースされた1stアルバム「世界が晴れたら」は事前の期待を大きく上回る出来で、本格的に活動を追うようになったほどでした。アルバムは彼女の明るく朗らかな「らしさ」を活かしつつも曲調豊かで曲順や構成も素晴らしい名盤です。アーティストとしては成長中なところもありますが、さらなる飛躍と進歩を見れるかと思うとワクワクしますね。

(6) 雨燦々 / King Gnu

作詞:常田大希 作曲:常田大希 編曲:King Gnu

2022年7月15日リリースのデジタルシングルでTVドラマ「オールドルーキー」主題歌。CDシングル「Stardom」にも収録されています。King Gnuお得意の歌謡曲のようなメロディーにストリングスを組み合わせた曲で、迷いと後悔に満ちた人生をそれでもいいと全肯定し前向きに進んで行こうと歌うポジティブさがとても好きです。

(7) パレオトピア / 水瀬いのり

作詞:栁舘周平 作曲:栁舘周平 編曲:栁舘周平

2022年7月20日リリースの4thアルバム「glow」収録のアルバム曲で、声優アーティスト楽曲大賞でも選曲。美しい旋律と作りこまれた精密なアーティファクトのような音作りに圧倒されます。

(8) デネブとスピカ / DIALOGUE+

作詞:田淵智也 作曲:田淵智也 編曲:堀江晶太

2022年8月24日リリースのシングル表題で声優アーティスト楽曲大賞でも選曲。畳みかけるような明るくも切ないメロディーの洪水がたまらないですね。

(9) I'm In Love With You/The 1975

Written by: Matthew Healy

2022年10月14日リリースのアルバム「Being Funny In A Foreign Language」から。このアルバムは非常にポップでオシャレでダンサブルなUKロックを代表する名盤と言っていいですが、とりわけリズミカルで瀟洒な1曲になっています。他にも「Happiness」や「Oh Caroline」なども好きです。

 

2022年に「出会った」アーティスト#3。元々はふぉろわ~が騒いでいたので1つ前のアルバム「Notes On A Conditional Form」から知ってはいたのですが、その時は良い曲はあるもののひたすら長くてまとまりがあまり感じられずそこまで注目はしていなかったりもしました。2022年に入り海外アーティストのライブが戻りつつありThe 1975も来日。SUMMER SONIC 2022では雨しきる中でひたすらにオシャレでカッコいいステージを見せつけてくれましたが、このアクトをきっかけにセトリプレイリストをヘビーローテーションで聞いて一気にハマりましたね。2023年は来日ツアーも予定されていますし楽しみで仕方ないですね。

(10) なにが悪い / 結束バンド

作詞:北澤ゆうほ: 作曲:北澤ゆうほ 編曲:三井律郎

2022年12月28日リリースのキャラソン・主題歌・音楽集アルバム「結束バンド」からで、TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」の8話~11話ED曲です。「ぼっち・ざ・ろっく」は2022年の終わりにやってきて全ての話題をかっさらっていきましたし邦楽好きとしてはこの作品を語らないわけにもいかないでしょう。下手すると「けいおん!」を超えるかもしれないモンスター級の作品が生まれてきたことも面白いのですが、このアルバム自体もものすごく出来が良くて何度聞いても飽きないですね。選曲は悩んだのですが、個人的にはこの「なにが悪い」が一番心に残っています。

悩みながら外した楽曲

・MYSTERIOUS / 女王蜂

作詞:薔薇園アヴ 作曲:薔薇園アヴ 編曲:女王蜂、塚田耕司 弦編曲:美央

ミステーーーーーーリアス…でおなじみ。2022年10月26日リリースシングル表題曲でTVアニメ「後宮の烏」のOP主題歌。女王蜂はこのボーカルが凄いということで知っていたりしましたが、アニメタイアップでその歌唱力の凄まじさを実感。COUNTDOWN JAPAN 12/30ではそのパフォーマンスと圧倒的な存在感をまざまざと見せつけられました。

・曖昧蜃気楼 / 石原夏織

作詞:RIRIKO 作曲:RIRIKO 編曲:RIRIKO

2022年8月3日リリースの10thシングル「Abracada-Boo」のカップリング。こちらも声優アーティスト楽曲大賞からでしたが、惜しくも選外。

終わりに

2022年はようやく海外アーティストの来日が本格化しかつての日常をとりもどしつつありますし2023年はもっと洋楽を掘って行けると良いなと思っています。邦楽ではKing Gnu、藤井風にVaundyが三種の神器的に大活躍していて飽きないのですが、更に新しいアーティストが出てくることも期待したいところです。オタクソング的にはそろそろVtuberを本格的に璃種していく時期でしょうか。声優ソングはやや下火で一般アーティストが隆盛ですが、百家争鳴、垣根鳴く無差別級のオールジャンルバトルが見られるのはそれはそれで楽しいですね。

 

終わりだよ~