昨夜の大雨が朝まで残っていたのに
急に太陽が顔を出し始めた。

湿度が多いこの季節は嫌いだけど

涼しさが残る
雨上がりの晴れた匂いが好き

懐かしい匂い

いつの匂いなのか記憶にないけど

懐かしいと思うのならきっと私はこの匂いを知ってるんだろう



我が家の紫陽花は今年は花を付けなかった
正確には今、ひとつだけ花が付いている。

去年の剪定が間違えていた…という事に、
花が咲かなくて気が付いた。

去年の紫陽花が終わる時に
“来年も沢山の花が咲くように”と
期待と来年の楽しみを残して剪定したのに…

間違えていた。

なかなかショックだった。

だって、梅雨の時期の唯一の楽しみだったし
1年間待っていたのだから。

春の桜や
梅雨の紫陽花
夏の向日葵
秋を知らせる金木犀や秋桜
冬の終わりを告げるミモザや木蘭

どれも私の身近にある楽しみにしている花たち。


世間では沢山の紫陽花が咲く中で
我が家の紫陽花を見る度に、少し悲しく思うけど

剪定を調べていると

『来年ほ花は咲かないけど、沢山選定をすると株が大きくなる』と書いていた。


きっと、来年は大きく育つのだろうと
今から楽しみにする…と前向きな言葉を吐こうと思ったけど
正直な心は、「また1年待つのか…」と
少し後ろ向きになる


いつか必ず成果があると信じていても
なかなか成果が実らないと
やっぱり苦しくなるもので。

成果が実らないのは、努力の方向が間違えていると言われがちだけど
きっと方向は間違えてない。

私は信じてればいい…そう思うのだけど

やっぱり苦しいと思う時がある

この1年半は、身の回りで色んな事があって

もう1年半なのか…と思う時と
まだ1年半なのか…と思う時があって

けど、どちらも決してポジティブな表現ではなく
どちらもネガティブな表現で
少しだけ焦っている。


苦しくても、しんどくても
僅かでもいいから、希望の光が欲しいと思うのは

やっぱり我が儘なのだろうか…