今日はエロゲのお話です
Nornの「サムライ母娘と孕ませ同棲生活~甘エロママとツン初心娘どっちと子作り!?~」をコンプリートしたので、その感想や総評などです
※ネタバレあるよ!
主人公は八島流剣術の後継者であり、ある日、他流試合へと赴いた先で二人の母娘に出会います
ひとりは初恋の相手である女性、もうひとりはその娘…
試合に勝った主人公は、二つの流派を継ぐ跡取りを作るためと、母娘との子作りを命ぜられて…!?
という感じで、物語は始まるわけですが
ヒロインたちが所属する和泉流には、勝負に負けた女剣士はその流派に嫁ぎ子を成すか、もしくは自害して責任を取るというトチ狂った掟があるそうな
時代錯誤にも程があるわな!という、この無理やり何が何でも子作りへと話を持っていくための強引すぎる設定…あたい、嫌いじゃないわ
細かいことはいいんですよ、抜きゲーなんだから
最低限、不自然にならないだけのセックスする理由があれば、それでいいんです
ヒロイン別の感想です
和泉 令ちゃん
和泉流の後継者である、サムライ娘です
物心がついた頃から剣術一筋であり、人里離れた山に篭もったり、無人島に篭もったりと、過酷な環境での修業を続けてきました
そういうわけで、俗世間の事情には非常に疎く、剣のことしか頭にないため、色恋沙汰の経験もなし
流派のことを第一に思い、不本意ながらも主人公との子作りに励むことになりますが、その過程でだんだんと考え方が変わっていき…
下着は褌スタイルが基本、道着以外の衣服なんて持っていないわ、という典型的な剣術おバカさんです
頑ななまでに剣の道を邁進しようとする令ちゃんが、主人公との交流を通して、ちょっとずつ心を開いていく様は、ベタベタだけど萌えってやつですね
初めての洋食に感動したり、初めてのブラとパンツに戸惑ったりしながらも、何事にも一生懸命に取り組む姿は娘の成長を見ているようで、なんだかホロリとくる場面も…
最初は義務感から行っていた主人公との子作りセックスにも、次第に女として愛される喜びが芽生えていくんですが、令ちゃんの心の動きを感じるだけでも満たされるものがありますね
和泉 雅さん
和泉流の師範代理である、サムライママさんです
旦那は令ちゃんが小さい頃に事故で亡くなり、それ以来、未亡人を貫いています
ひとり娘である令ちゃんには深い愛情を抱いていて、時には厳しく、しかし常に優しく、彼女の成長を見守っています
そんな雅さんは、主人公の初恋のお相手
とても一児の母とは思えないほどに若々しい雅さんは、セックス初心者である主人公と娘のため、手取り足取り性行為の何たるかを伝授しようとするのでした
童貞と処女が子作りしようとしても、最初はうまくいくはずがないとばかりに、経験者の立場から優しく情熱的にエッチの手解きをしてくれます
それだけではなく、流派の跡継ぎは多ければ多い方がいい、と自らも孕ませ志願してくるという、男のロマンが詰まったようなヒロインですね
個人的に純愛ゲーにおける人妻だとか未亡人ヒロインって、どうしてもNTR要素が脳裏をチラついて盛り上がり切れない部分があるんですが、雅さんの場合は死別してから時間が結構経っているということでどうにか納得した…って感じです
本当はおしプリの巴さんみたいな、クソ旦那から奪い取るっていうのが一番理想的なんですけども
母娘ヒロインとの子作りということで、恐らく一番期待値が高いプレイは母娘丼、並びに母娘共々孕まセックスだと思うんですが、この作品はどちらか一方しか孕ませることはできません
三つある選択肢の結果で令ルートか雅ルートかが決まり、途中からは片方とのエッチシーンのみとなります
最後まで母娘丼を楽しめるタイプのゲームではないので、そこは要注意かな
わたしとしても、美人母娘のダブル腹ボテよっしゃあああTHEエンドおおおを期待していた節はあるのですが、でも終わってみればこれでよかった、という気持ちだけが残りました
というのも、Nornブランドの作品ってきっちり純愛を描いているんですよね
ひとりひとりのヒロインとちゃんと向き合うからこそ、たとえエッチが中心の作風でも、それは成り立つと思うんです
この「サムライ母娘~」に関しても、その通りだと思いました
エッチシーンは総数13と、過去の作品から値段は据え置きながらボリュームの増加に成功しています
母娘一緒に…というシーンや、母娘レズなんかがもうちょいあればなぁ…というのが本音ですが、全体的なクオリティには満足しています
過去のNorn作品は子作り=中出しという感じで、そればかりだったものですから、数をこなせばこなすほどマンネリ化は避けられないと危惧していましたが、徐々にプレイ内容にも幅が出てきてプレイヤーを飽きさせない努力が見られますね
CGもハイレベルなものばかりで、どれもキレイでかわいく、そしてエッチだったのですが、ひとつ気になる点が
というのも、雅さんが立ち絵と一枚もののCGとでは全然雰囲気が違うんですよ
立ち絵だと年相応ではないかもしれないけど、それなりに大人の女性という風に描かれているのに対して、一枚もののCGでは下手すれば娘の令ちゃんよりも若く見える…というより、もはやロリ化しているようなものもちらほらあったりして…
作画の不安定さというか、統一感のなさが気にならないといえば嘘になりますね
まあ、だからってそれが減点に繋がるかと言われれば、そういうわけでもないのですが
総合的な評価としては、お手軽に楽しめる純愛モノの抜きゲーとしては悪くない選択肢に入るんじゃないかと思います
古式ゆかしい大和撫子の母・雅さん、ツンからデレへの変化が楽しめる娘・令ちゃんと、二人のヒロインが持つそれぞれの魅力をしっかりと堪能できることでしょう
余談ですが、このゲームは令ちゃんメインの作品のパラレル世界の出来事となります
興味を持たれた方は、そちらも調べてみるとよりハッピーになれるのではないでしょうか
「剣術少女和泉令と無人島」ってタイトルです