ここでは手術について記しましょう。


あなたは「きゅーがいけーせーふぜんです」とか「へんけーせーこかんせつしょーです」

といったように診断された方々はご自分でもググったりしてお調べになったでしょうし

私自身、本やネットを駆使し、たくさん調べてきました。

医療関係者の方が書かれているサイトの方が確実な情報ではあると思うので、

ここでは簡潔にわかるような記事を書きます(‐^▽^‐)



①ERAO・RAO・CPO・AAO


これらは臼蓋回転骨切り術のことです。

また漢字ばっか!!笑

4つの間に細かい違いはありますが

基本的な共通点は


臼蓋をくり抜いて、軟骨のある新しい関節の荷重面を作る技術


というところ。


きまぐれのおと-RAO-1



きまぐれのおと-RAO-2

<適応基準>

・前期初期、初期に近い進行期(関節の隙間が十分にある時期)

・両足を広げたときに関節の隙間が広がって平行になり、骨頭が臼蓋に入っていく場合

・関節の動きがいい場合

・50歳未満

などの条件を満たす場合RAOと呼ばれる術式で行われます。




②キアリ法


骨盤をスパーっと直線的に切って、臼蓋側(図でいう赤線の下側)を内側にずらす術式。

これにより骨による臼蓋ができて、大腿骨頭の中心が内側に移動し、

そのため骨頭にかかる力が減少します。

術後は軟骨に似た組織ができることを期待するものです。

女性の場合産道が狭まり、帝王切開になるそうです。


きまぐれのおと-キアリ-2



きまぐれのおと-キアリ-1


<適応基準>

60歳未満のどの段階の股関節症にも適応しているそうです。





③内反骨切り術


大腿骨の内側を切ります。(図の赤いラインを切る)
荷重する面が増えるとともに力の作用点が内側に向き、

大腿骨頭にかかる力の方向も内側に向くので安定した股関節を作れる。

内に向ける角度が大きいほど足が短くなり、中殿筋が緩むのでその作用が不十分となり

トレンデレンブルグ徴候が出る・・・らしい。



きまぐれのおと-内反-2


きまぐれのおと-内反





<適応基準>

・レントゲンの外転位での関節の適合性と十分な可動域があり、立位X線像で内反膝(O脚のこと)にならないこと

・前、初期変股症では骨頭が球形に近いうえ、関節間隙も正常に近く良好な成績が期待できる場合

・臼蓋形成不全が強い場合内方化が不十分なので骨盤側の手術が適用となる



④外反骨切り術


内反とは切る方が逆です。

骨切り術の初期には必ずしも関節面の適合性を前提条件とはしていません。

つまり大腿骨頭は臼蓋の底で支点運動をし、強い圧力により丸くなっていく。

関節の縁の関節包から骨棘が伸び、次第に適合した関節となることを期待するそうです。


きまぐれのおと-外反



きまぐれのおと-外反-2

<適応基準>

・骨頭変形により適合性が悪い場合

・60歳未満進行期末期股関節症が適応

・レントゲンで楕円型の大腿骨頭で足を最大に交差させて関節の隙間がひらく

・股関節の曲がりが60度以上で足を閉じる角度が15度以上

・股関節を閉じて曲げ伸ばししても痛くないこと

などが適応基準です。





ざっくりで適当すぎる絵ですから正しいかも微妙です(-。-;)

しかも内反と外反については難しくしか書けなかった…(ノДT)

間違ってたらコッソリメッセください心