先日、ついに英会話教室の門を叩いた
とは言っても
教室はスマホの中
出掛けなくてもいいのは
実に便利である
何度か駅前留学だとか英会話に関心はあった
最初は、新婚旅行で行った先で
英語で「切手」が分からなく
売店の人に ボディランゲージで伝えるも伝わらず、
最後に舌を出して手紙に張り付ける動作をしたときに
やっと分かってもらえた
この時に、
「帰国したら絶対、駅前留学してやる！」
と思ったものだが、
結局 のど元過ぎればなんとやらで
通常の生活の方が忙しくなり
英会話教室と言う電車には乗れなかったのだ
今回の英会話教室への誘いは
引越しだった
東京に来ると
そこには今までとは比べようもない位
外国人さん達がいた
空港は基より 普通に沢山歩いている
ところで、私は神社に行くことが好きなのだが
東京の神社仏閣には沢山の外国人観光客がいる
そんな中で、
ある時 一組の親子が目に入った
お母さんと日本だと中学生くらいの男の子だろうか
お稲荷さんの朱色の鳥居をバックに
お母さんがお子さんの写真に撮っていたのだ
私は、その光景を見ながら
あー、お二人を写してあげたいな
日本の綺麗な建物での記念写真
撮ってあげる事が出来たのなら
どんなに嬉しい事だろう
と思った。
思ったのであるが、行動に移せなかった…
何故？ 簡単な事なのに
その母親の肩をチョイチョイと叩いて
写真のボディランゲージをすれば良かったのに…
それが出来なかった
何故か？
「写真撮ってあげますよ」と言いたかったのだろう
そしてそれは英語で話したかったのだろう
自分の中だけでの話だが
心がモヤモヤした
その出来事があってから
何週間後かに息子と話していて
半年間、何かを続けたらどう変わるかな？
と言う話題になった
ヨガでもいいし、トレーニングジムでの体力つくりでも良い
とにかく何でも良いのだと言う
私は、先日の声掛けできなかった親子の話をして
「英会話は？」
と提案した。
そうすると、息子から
「じゃあ、半年間 授業料出すからお母さんやってみなよ」と逆に提案された
渡りに船とはこの事だった
いくつかの英会話教室を調べた
対面での教室が良いのかしら？
それともオンライン？
ここはこの値段だ、こっちはこの位だ
ウキウキした気分だった
主人に相談をすると
予想に反する回答が来た
「50才過ぎたら、本気で覚えようとしないと覚えられないよ」
至極まっとうな意見だった
【半年間のお試しで・どこまで話せるかの実験】
と心の中では叫んでいたが
これ以上は、どっちも意固地になると思ったので辞めた
（ってか諦めた）
私のガラスのハートはここで一回砕かれた
（しかし、表面上の火は消えたようだったが
心の中ではくすぶり続けている。）
そんなこんなで、またそこから数週間後
新宿駅にいた私に
後ろから声を掛けられた
その人は、浅黒い男性で英語を話していた
「shinnkiba-station」と言いながら私にスマホの画面を見せてきたのだ
「え、え？ シ、シンキバ？」
ここで、テンパる
１：英語が話せない
２：東京の地理がよく分からない
そこで、少し（2，3秒）考えた結果
「ソーリー、ソーリー」と微笑を浮かべて
立ち去ってしまったのだ
何と情けない…
ここで、日本人のお婆ちゃんとかが
同じような質問をしてきたとしたら
どうだっただろう？
私は、何度か道を尋ねられたりした経験上
よっぽど時間が無いとかでは無いのなら
その人に付き合うのだ
だけど、今回はどうだ？
困っている人を見捨ててしまった
それは、自分が英語が出来ないからだ
一層、英会話を習いたいと強く思った
長いので、続きは次回
