花様年華 THE NOTES
 


윤기
11 April YEAR 22

僕はジョングクが僕の後ろをついてくるのを感じながらずっと歩き続けた。コンテナから出て列車の軌道に到達したんだと気づいた。それは後ろから四番目のコンテナだった。ホソクはナムジュンとテヒョンに会う約束をしていると。彼は僕に一緒に会いに行きましょうと言った。僕は行きたいと言ったが実際に会おうと言う考えはなかった。僕は他の人と関わる事が嫌だったしホソクはそれを知っていたからこそ彼は恐らく僕の言葉に真実を期待していなかっただと思う。僕が扉を開けた時ホソクは驚き僕を見つめた。僕の後ろにいたジョングクを見て、混ざりあった感情の誇張された表情が顔をいっぱいに描いていた。僕は二人を押し通してコンテナに立ち寄った。" どれだけ長い期間だったの? "ホソクが恥ずかしがり屋であるジョングクを引っ張って来る音が聞こえた。ナムジュンとテヒョンも入ってきた。テヒョンのシャツの一部が破れていた。それについて質問しようと思ったらナムジュンは首を降った。"彼は落書きをしている時警官の中に巻き込まれ、僕は彼を迎えに行かなければならなかったので遅れた"テヒョンはメロドラマ的な雰囲気を出しながら謝罪し彼のシャツが逃げた過程で破れたと説明した。僕は隅に座り彼らを見た。ナムジュンはテヒョンに新しいシャツを渡し、ホソクはハンバーガーと飲み物を取り出していた。全ての中心でジョングクが不自然に立っていた。彼は何をするべきなのか分からないように立っていた。振り返って見ると、彼が高校でどのような行動をしているか正確に分かった。実際に周辺を眺めると何をするべきなのか分からなかった時ホソクの声を張り上げる音で動いた。僕たちが出会ってどれくらいになるだろうか?僕は覚えていない。ソクジンヒョンとジミンはどうしたのだろうか?特有の考えが僕の心を通り過ぎていった。これは僕が初めて訪れた場所であり、僕の心はどこかで失われていた。


2 May YEAR 22

シーツは一瞬にして炎に包まれた。物事の積み重ねは強烈な熱の中で真実を失った。僕は腐ったカビの臭いを嗅ぐことも、湿っぽい温度を感じることも、暗い光さえも見ることが出来なかった。唯一残ったのは痛みだけだった。炎の苦痛、指の痛み。父親の感情のない表情と音楽の音がやわらぐのは火の中だけだった。僕は父親とは全くと言っていい程に違う。彼は僕を理解する事は出来ず、僕は彼を理解する事は出来なかった。試みていたら彼の心は変わっていただろうか?多分そうではない。僕が彼の為に出来ることは逃げて隠れるだけだった。僕が逃げているのが父親ではないと言うのか時々起こった。だったらそれが彼では無かったらそれはなんなんだ?恐怖がしばらく沈んだ。僕は何から逃げているのか?僕は自由になる為には何を終わらせなければいけないんですか?だがそれは不可能だと感じた。僕は誰かの声を聞く事が出来るように感じたが、僕は舞い踊る炎から目が離せなかった。僕は息をすることが出来なかった。僕はそれが煙なのか痛みなのか分からなかった。もう動く体力はなかった。それなのにも関わらず呼んでいるのがジョングクだと知っていた。彼は動揺して怒っていたに違いない。僕は全てを終わらせる為に煙や熱を望んだ。ジョングクはもう一度何かを叫んだが僕はそれを聞くことは出来なかった。僕の視線は落ちた。僕がもう一度見上げると汚れた世界で汚れた部屋の光景が見えた。最後の瞬間になるものだと思っていた間、僕は赤い光、絶対に留まることのない煙、そしてジョングクの恐怖の表情が見えた。



29 July YEAR 22

その特別なメロディーが僕のあの練習をする人を失った後に僕の頭の中に閉じ込められてしまった理由は何だろうか?僕はソファーに寄り掛かりながら部屋の向こう側にあるピアノを見つめた。僕が追放された時、僕は僕の母親が持っていたピアノの鍵盤を捨てた。僕が焼かれてしまった家の跡地で見つかった唯一の物だった。ピアノの鍵盤が半分ほど燃えていた。僕はそれを僕のアパートの窓から投げ捨てた。僕はそうする事が終わりだと思った。僕は数年前と同じようにピアノに再び手を置いてはいけないと僕は繰り返した。その翌日早朝、僕はエレベーターを待てず階段を急いで降りた。僕は急に眠気がきたと思ったら、太陽はすでに上昇していた。僕が前の夜にしたことが突然僕の考えに浸った。窓の外の花壇には何も無かった。警備員に尋ねた時、彼は僕にゴミの回収がすでに来たと言った。僕は母親のピアノの鍵盤を失った。僕はその無数の時間の後に音楽を放棄した。僕はそれをしない事にした。僕はもう戻っては来ないだろう。音楽も何もかも。けれど、僕が逃げた時さえも僕は分かっていた。僕はまた音楽をするだろうと。僕が階段を降りた理由も音楽とは僕が決して放棄出来るものでは無いと分かっていた。内面的に、僕は苦しみを受けている人と同じく自由だった。僕は混乱した。だけど、僕もまた明らかにはっきりしていた。恐怖と自信、希望と絶望。僕はそんな対称的な感情の間に生きていた。突然僕はピアノを弾きたいという感情に打ち勝った。僕は恐ろしく臆病者という現実にも関わらず強いふりをした僕を探って見たかった。僕は呪いに従って骨折を起こし傷を負わせ殴って破壊し抱きしめて泣きたいと望んでいた。だけど、僕は逃げたくはなかった。僕は毎日心の中を揺さぶるピアノのメロディーを終わらせたいと思っていた。かつてのそれは僕のように見えた。