父もモラハラを当たり前のようにし、男はそういうものだと親戚たちも受け入れていたので、今の夫のぐらいは私はあまりつらくありません。

 

男のプライド、男のメンツというのが、家族よりも大切にされることに不満を抱くことはあります。でも、そんなに夫の中で家族とそれらが比べられることはありません。

 

今はもうやめていますが、ホームパーティーを無断で決めていたことや、酔って帰って、そのまま家で同僚後輩たちをもてなせと言われたことは、私も大変ですが、子供も寝不足になりました。

 

それに対して謝ったり、頑張ってくれたとお礼を言ったりというのはありません。妻がするのは当たり前だと本当に思っているからです。他の奥さんが全員そうしているわけではないし、子供が大きくなればもっと困ります。

 

元夫の発達障害によるモラハラばかり語っていました。そこは、今も配偶者なのに、その人の悪口を言うのは躊躇してしまうのです。

それに比較しても、元夫のモラハラやいろんな言動が、後になると恐怖にもなったり、どうしてああいう言動になったのか知りたいと思うこともあります。

 

今の夫はイクメンなんて馬鹿にしていました。それが世の中では褒められ認められる、会社も推奨する。そうなってきたのを最近になってわかったのです。

それまでは家で一番偉いのは父親でなければならない、妻と子供は追従しなければならない、亭主関白そのものでした。

そういう考えから出るモラハラは、父も言っていたものなので、後で思い出して腹が立つことはあっても、恐怖になりません。ずっと後まで印象に残り続けもしません。

 

元夫は発達障害グレーから軽度になりました。それを聞いても、かわいそうだと思わいません。それまで障害のことなんて誰も知らずに一緒に学校に行き、仕事に就き、恋愛もして、かわいそうなのは、そばにいて、心無い言葉をかけられた友達や恋人です。

 

障害なんだから憐れめと、憐れむことがすごく自分にとってありがたいことのように言ったのを今も思い出します。最初、わかりませんでした。後になればなるほど、その歪んだ思考や感情が恐怖に変わりました。