「すみっこ心詠」

「すみっこ心詠」

世界の隅を求めて、自分は旅する者。求める物は、平凡な幸せ、癒し、やすらぎ。

◎世界の隅を求めて◎
愛する勇気よりも、愛される勇気がほしい。
世界の中心で、愛を叫ぶなんてできません。
そんな勇気、自分にはありません。

だけれども、遠く離れた世界の隅っこで、ちょっとだけ愛を囁きたい。


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空に煌く無限に広がる、藍の色。
永遠にたどり着くことのない、有限の無限に閉じ込められた世界。
七つに伸びる道、七つの檻に切り分けられた、完全な円錐。

歩き続ける、君の旅人。
どこまでも続く細い道。
振り返らない、たどり着けない。


 永遠に。


すべてに閉じ込められた、内包する自分の辺の長さは、繰り返す終わらない時間。

目指すけれど、装うけれど。
完全な円には、日々追うごとに、ほど遠い。
七角の形、直線の七角錐。
たどり着く、七つの辺、七角錐の長さ。


 ゆがんだ不等辺の隠された。


七つの星に集う、放射の軌跡。
円を描く、空の完全な弧。
七角錐の七つの辺。
近づくことさえできない線の中。

君の旅人。迷いながら、目指しながら、終わらない道を進んで。
君の旅人。七つの天をめぐり、完全な球体、無限に広がる中を、有限に生きていく。


★あとがき、というか、雑学★
 7つの光。虹、もしくは親の光。
 360は、1から10までの数の内、7だけで割り切れない、永遠に終わらない。
 22/7は、 3.14285714…となるので、7月22日は円周率近似値の日。

 自分たちは、十次元空間+一次元時間の世界に住んでる。
 4次元(時間を含む)以外の7次元は、素粒子などに小さく折り畳まれた「コンパクト」空間がたたみこまれていると考えられているらしい?
 自分たちは、三次元空間+一次元時間に閉じ込められていて、そのほかの7次元は、すべてに内包していて、たどり着くことができない。


七つの癖。
七つの音。
七つの曜。
七つの光。
七つの星。
七つの門。
七つの神。

七つの大罪。

七つの不思議。
 霰の降り積もる大地。
に……

降り注ぐ月光のような淡蒼の光。
が……

少女を包み込んでいる。


氷の囁きのよう。
に……

少女は願う……


凍てつく時間。
の……


片隅に忘れ去られる。
時代……



霧から集めた雫。
に……

天空から注ぐ銀の光。
が……

静寂に誘われて。
風が生命の種子を運んでくる。


地上に放たれた。

ほんの少しの記憶。
から……

作り出す。
命の器(いれもの)……


この闇の中。
で……

眠っていても。


ワタシ。
は……


キミ。
を……

見つけ出せるよ。


果てしなく高い空。
を……

見上げ、遠いあなたの心(そら)。
を……
思う。


でも、忘れないよ。


憧れも痛みも、あの虹のよう。
に……

消えていく。
けれど……


輝いていたあの記憶(きもち)。
は……


君達と過ごした。
時間……


確かに。
遥か遠いあの空。
に……
残っている。


一緒に。
逢える日まで。
この闇で眠ろう。

そのうち、2次元人が、画面から飛び出して3次元に! 
たぶん、彼らの最終目的は、次の元を飛び躍ることなのだから。 

次の元を飛び躍る……次元飛躍したいよ。 

逆に、3次元の人間が、2次元へ行く。 
もともと3次元の人間なので、2次元世界の攻撃は3次元的に避ける事ができて、あるいみ無敵。
3次元的にも、攻撃できるから、敵の防御は意味が無い。
2 次元的な障害物も、3次元的に飛び越えられて……
(かんがえただけ) 

3次元人間が、4次元に行ったのならば、きっと、変わっていると言う理由で、愛玩動物になるだろう。 
だって、もし、この3次元世界に2次元的ないきものがいたら、その珍しさに飼いたくもなるだろうし。 
それは、きっと、薄っぺらいのに、厚さが無い生き物なんだよ。 
あぁ、さわりたいよ。





こんな感じの話が載っている自作小説を下のサイトに投稿しているよ。

人は、その箱を開く猫?(短編集)
★★★★★★★★★★★★
13・ 宝石箱の中へ:魚の日記「さうざんくろす」

 他の船とも、通信が途絶えるほど離れ……彼らも、うまくやっているかな、

 

「船?……未ださまよっている船もあるし、全滅した船もあった、到達してもだめだった船もあったし、成功した船もあったよ……」
 しゅりるりは、語りかける。

 そうか、

 人がいなくなったこの星に、再び大陸ができ、緑豊かな大地、生命あふれる海と陸と空。
 そうなるのはいつの日だろう。
 そのときまで、|この都市《自分》は存在できるだろうか。


「|その時《・・・》は、またくるよ」


 君は……、何でも知っているね。

「何も知らないから、知ろうとしちゃうんだよ」

 相変わらず、変わったやつ、







「君は、もう生物じゃない。小さな世界だ」

 体を失って、意識だけ残っている。
 意思だけで、自分の『世界』の全てを見ている。
 体内に楽園を、外界に荒野を。


 規模は違えど、『彼ら』と同じ存在。


 もう、誰にも見えないし、感じない。
 単なる0と1。
 そこに在るのに。そこにない。
 その声を聞くことができる手段はもうない。

 思考を繰りかえして、世界を管理するだけ。


 人がいなくなった都市。眠りに付いた都市。
 


「おやすみ。テレイス……名も無き魂……」
 小さな世界の、小さな管理者……



★めも★
神の体内に|楽園《エデン》はあって、神の外に人が出てしまった。
神の体内には、戻れない。楽園は、『外』からの侵入は許されないから。
神は体内のことは、何とかできるけれど、外のことは見るしかできない。

言葉を伝える手段を持たない。そして、ほんの少ししか手助けできない。
電気信号を受け取ることに長けた人しか、聞こえない。
伝わったとしても、言語が違う。
0と1の集合体。
僕らは、犬であり、猫である。

 0.1秒先、生きている死んでいるかわからぬ、僕らはシュレディンガーの猫。
 0.1秒前、起こった条件に反射的に行動する、僕らはパブロフの犬。
 その瞬間、箱(ぼくら)の中で、2種類の現象による戦いは、始まっている。


 そう、僕らは、犬でもなく、猫ででもなく、人である。

 自分と言う存在を意識するとき、その瞬間、反射的に思考に存在する。
 観察されたとき、初めてそれは、存在として認識される。
 しかし、観察されるまで、存在していないわけではない。

 僕らは、犬にも猫にも人にも、葦にだってなってしまう。
 考えることができるから。