何が、不足なんだワタシ。

(すみません独り言です)


さて唐突ですが「魏志倭人伝」


倭人在帶方東南大海之中、依山島爲國邑。舊百餘國。漢時有朝見者、今使譯所通三十國。


帯方郡の東南の海の中に倭人がいる---------


古代史において必ず一度は目にする魏志倭人伝ですが

「魏志倭人伝」という本があるわけではありません。

なんてことは、まあいいとしましても(いいんかい)

今回はここに書かれている倭人の風貌のついてなのです。

えへ🤭

男子皆露※(「糸+介」、第4水準2-84-12) 以木緜招頭 其衣横幅 但結束相連 略無縫

男子は皆冠はなく、木綿の布で頭を巻いている。衣装は横幅のある布をただ結び束ねるだけで、縫っていない。


木綿、というのは現代の木綿とは違うのでしょうね。藤布や、今で言う自然布なのではないかと思います。麻の普及とともに減っていったとされていますが、「麻の栽培」は案外古代史においては重要な転機なのではないかと。この時期がいつなのか? によって、古代史で一般民衆が使っていた布の時代時代の変遷が変わる。

はて。


なんにしても、自然布は固め。張りがあるから、束ねるとズルズル落ちてこないんじゃないかと思う。しかしながら、どう束ねてどう結んでいたのかは、想像の範疇です😊

帯はしてたのか?

こういうのが楽しいワタクシ😆


(因みにですが上の絵の横顔のおっきい人は、「美豆良って髪じゃなくて装飾じゃね?」を描いた絵です。もちろん時代が違います😅)


こんな風に拠っていないと落ちてくるかなー?↓

男子無大小 皆黥面文身 自古以來 其使詣中國 皆自稱大夫 夏后少康之子 封於會稽 斷髮文身 以避蛟龍之害 今倭水人 好沈沒捕魚蛤 文身亦以厭大魚水禽 後稍以爲飾 諸國文身各異 或左或右 或大或小 尊卑有差

男子は大人も子供もなく皆顔や体に刺青をしている。(中略) 倭の水人は海に潜って魚や貝を採るのに、大魚や水鳥が嫌う刺青を体に施すことで身を守ってきたが、それも後には装飾となった。刺青は国々で異なり、左右大小あり、身分の尊卑によっても差がある。


あー

ちなみに訳はワタシ意訳です😅


大好き古事記の神武記には、妻問いの歌があります。

あめつつ ちどりましとと などさけるとめ

天の鳥のような、千鳥のような、貴方の目はなぜ裂けているの?

えおとめに ただにあわむと わがさけるとめ

あなたに会ってよく見たいから、私の目は裂けているのです。


この問答の返答者は大久米命。神武天皇に従ってきた南方の海洋民族と言われ、刺青の風習がありました。


ここ、好きなんですよねえ💕

(なんで神武天皇の妻問いに大久米がでばってんの、はおいといて)


風俗的には、魔除けの意味合いが強かったのでしょうね

だから子供も刺青をしている。

あ、これまた上の絵の刺青の左側の人は、埴輪を参考にしております。埴輪の顔の模様は刺青ではなく顔料で書いたものじゃないかと思いますが。


あんなに顔下半分に刺青入れちゃうと、ヒゲ問題もあるしね🤣


そんなこんなで、古代史に思いを馳せるためのお絵描きを晒してみました。

見ていただけてありがとうございますm(_ _)m