ようやく読み終わった今年一冊目。
(一シリーズ目?)

陰摩羅鬼の瑕


京極夏彦

陰摩羅鬼の瑕


でございます。

電子書籍だと三冊で完結です。


京極堂シリーズは「絡新婦の理」で止まってまして、

しかし再開した理由は「狂骨の夢」を読み返したかったからでした。


ので、昨年から、シリーズ最初からちまちま読んでおったのでございます。


「陰摩羅鬼〜」以前のシリーズ作品とは、

「陰摩羅鬼〜」はちょっと毛色が違うかな?


というか、それ以前まではシリーズを跨いで関連性が続いていて、「あの事件の〇〇さんだよ」って言われても誰だっけそれ?名前覚えてるけどどの事件の被害者?関係者?? と落ち着かない状態だったのでした。


あんまり引きずられるとえ? また? ってなっちゃう(大変失礼)

ただでさえ一本が長いですからねえ(遠い目)


長いが故に、文字フェチのワタクシには快い文字の羅列具合でして、まあ本当ですと紙媒体で読みたいんですが。


文字フェチって、文字の羅列をただ目で追っているだけで楽しいから、延々と続く売りの蘊蓄はばっちこい!


それが苦痛だって近しい友人はほとんどいないって言う類友な優しい世界に住んでおります(苦笑)


まあでも以前、最初にシリーズ一作目「姑獲鳥の夏」を読んだ時よりもこじつけ感を感じてしまうのは、ワタシが歳をとったからでしょうか( ̄▽ ̄)


「陰摩羅鬼〜」に関しては、なんとなく最初から犯人や展開が読めていたので、途中の余談(笑)が長くも感じる、と言う自己中(笑)


文字フェチだからしんどくはないんだけど、なげーな、まだこのシーン読み終わらんよ・・・

キリがいいとこまで読みたいのに!


やっぱわがまま(笑)


感想らしいことを書いてなくてこの文字数(苦笑)

いやその、

面白かったことには違いないのですが、その面白さはもはや予定調和となっている伏線の拗さ(失礼)、蘊蓄、そしてワタシの文字フェチであるが故の愉悦。

に、

由来していないといえるだろうかどうだろうか?


作品の性質上仕方ない部分もありますが、説明調だしね


推理小説って、全般劇場型ですよね?

その部分が納得いかなくって読み始めた天邪鬼なワタシ。

そこが好きと言う方の方が多いかもしませんけれども。

ま、ワタシもバイブルはシャーロック・ホームズです✨


小説に限らずあらゆる文章はエンターテイメントではないかと思うワタシですが(大いなる広義/苦笑)

とはいえあまりに計算が透けて見える文体は無粋だと感じる。


こうして人様(しかも立派な作者)の作品に訳知り顔で感想を述べようだなんて、もっと無粋。


なーんて。

本末転倒ですね\(//∇//)\


面白い、面白くないは人それぞれだし、

面白さの中でも着目点が違う。

最近はとみにそんなことを考えるので、


ようはワタシ、

書評に向いてないってことじゃん?


終わった(笑)